- 大学受験情報
- 2016-2-4
大学受験情報〜私立大学受験の推薦、AO入試【大学受験勉強】
近年、大学受験の方式は多様化、複雑化しています。ここでは、大学受験情報として、私立大学受験の推薦、AO入試についてお話しします。
推薦、AO入試
推薦やAO入試は、大学付属校の内部推薦を含む「指定校推薦」と、それ以外の「公募型」に分けられます。公募型では、英語や小論文の試験や、専門分野に関するグループディスカッション、英語での面接などさまざまな形式の試験があります。
一般的に、募集人数は少なく、合格率もあまり高くありません。審査は「調査書」「推薦書」「志望理由書」「活動報告書」などについて行われ、高校の成績を示す「評定平均値」が出願の要件とされていたり、「英検準1級」のような資格が優遇されたりしています。難関大学の場合は、出願要件で専門分野の知識や実績が求められるものが多いですが、「生徒会長経験者」など専門分野とはほとんど関係ないものが要件のところもあります。
学力型の試験では、一般入試以上に専門知識が要求されるほか、専門知識を応用するための考え方も求められます。当然、それを習得するためには訓練が必要なので、最近では「AO義塾」や「志望動機制作センター」といった推薦やAO入試の対策を専門とする塾もあるくらいです。
また、専門分野の教養が身につきやすい大学付属校の生徒がよくAOで合格しているという話もあり、こういった生徒は制度をうまく活用してみるのもいいですね。いずれにしても、相当な難関であることに変わりはないので、進学が保証されている付属校の生徒でもない限り、公募型を中心に考えるのは得策ではありません。
もっとも、中堅より下のレベルの私立大学で問われる能力は、専門的な知識でも議論ができるような知性でもありません。たとえば、「指示どおりに書類を書けているか」とか、「志望理由をきちんと言えるか」といった程度のことで、一般的な受験のイメージとはかけ離れているところもあります。
付属校からの進学を除けば、難関大学では一般方式の入試が主流と言えますね。
大学受験勉強法メディア編集部
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