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【必読】最速で英単語を暗記!英単語の覚え方!

【必読】最速で英単語を暗記!英単語の覚え方!

英単語の暗記が苦手な受験生のみなさん、もう大丈夫です。ここでは、最速で英単語を暗記できる英単語の覚え方を紹介しています。この覚え方をマスターすれば、英単語暗記に苦手意識を持つ受験生でも、英単語を覚えるのが「得意」と言えるようになるはずです。


忘れない英単語の覚え方のコツ!
短時間で大量の英単語を暗記できる方法とは?

基礎の英単語・英熟語の暗記法

「短時間で大量の英単語を暗記できて、しかも忘れない」そんな英単語の覚え方のコツを紹介します。

ここでは、600語の英単語を10日で覚える例で考えてみましょう。
あなたの今のやり方で、10日という短時間で600語という大量の英単語を覚えられますか?今の覚え方で出来ないのなら、ここで紹介する英単語の覚え方のコツをぜひ実践してみてください。

【注意】全く知らない単語600語ではありません。すでに学習したことがある600語、あるいは8割程度は学習したことがある英単語が収録されている単語帳等を使用しましょう。

まずは、覚える英単語を1回に学習する単位に分けましょう。
ここでは、600語の英単語を100語ずつに6等分します。多いと感じるかもしれませんが、一回で大量の英単語に触れて反復回数を多くするのが、この暗記方法のコツです。

【100語の英単語の暗記ステップ】
Step1.100語の英単語・日本語訳を音読する(3回)。
Step2.日本語訳を隠して意味を言う。言えた英単語にチェックをつける。
Step3.英単語を隠してスペルを思い浮かべる。分かる英単語の日本語訳にチェックをつける。
Step4.チェックが付いていない英単語についてStep1~3を繰り返す(3回)。
Step5.Step4でチェックが付いていない英単語・日本語訳を書く(3回)

【10日間の英単語暗記のスケジュール】
Step1    Step2    Step3    Step4    Step5
1日目:001~100
2日目:101~200 001~100
3日目:201~300 101~200 001~100
4日目:301~400 201~300 101~200 001~100
5日目:401~500 301~400 201~300 101~200 001~100
6日目:501~600 401~500 301~400 201~300 101~200
7日目:      501~600 401~500 301~400 201~300
8日目:            501~600 401~500 301~400
9日目:                501~600 401~500
10日目:                     501~600

時間の目安としては、下記の通りです。
Step1,4:10分×3回
Step2,3:10分
Step5   :5分×3回

この英単語の覚え方では、10日間で、すでに覚えている英単語でも5回繰り返すことになります。一方、覚えられない英単語は10回以上繰り返します。そして、一回に一つの英単語に触れる時間は、Step5を除けば、わずか数秒です。しかし、短期間で何度も繰り返し英単語に触れることで、確実に記憶を定着させ、大量の英単語を短時間で暗記することができるのです。

最初のうちは読むだけですから、こんなので覚えられるの?と感じるかもしれませんが、回数を重ねるにつれて覚えられていることを実感してきます。反復とは、それくらいの効果が有るのです!

英単語の暗記スピードを上げる!
暗記速度、ペースを上げる英単語の覚え方とは?

英単語の暗記スピードを上げる! 暗記速度、ペースを上げる英単語の覚え方とは?

上の英単語暗記のやり方で勉強すれば、英単語の暗記速度を飛躍的に早くすることができます。

この暗記の仕方で大切なポイントは、以下の3つです。

  1. 自分の学力レベルに合わせた教材
  2. 最初の段階で書かないで、1つの単語に1回に触れるスピードを早くすること
  3. 期間を決めて取り組むこと

1.自分の学力レベルに合わせた教材

大学受験勉強は、自分の学力レベルに合わせて行なうのが基本です。たとえば、中学レベルの学力しかない受験生が大学入試レベルの勉強をしようとしても、難しすぎてペースは落ちる一方です。一方、大学入試レベルの学力レベルが身についている受験生にとって、中学レベルの参考書をやるのは、時間の浪費です。

もし、今使っている参考書が難しすぎてやる気が出ないのであれば、分かるところまでレベルを下げる必要があります。逆に、簡単すぎてやる気が出ないのであれば、参考書のレベルを上げる必要があります。大学受験勉強は、難しすぎても、易しすぎても結果的に勉強のペースを落とします。勉強のペースを上げるには既知の知識と未知の知識のバランスがとても大切です。
「既知の知識」=すでに知っている知識であり、アウトプットできる知識
「未知の知識」=新たに勉強すべき知識であり、理解できていない知識脳科学者の茂木健一郎先生は、「人間は、新しいこと、不確実なことにチャレンジするにあたって、確実なものを必要とする」と言っておられます。つまり、英単語帳を選ぶときも、「新しいことばかり書いてあるもの」よりも、ある程度「知っていることも書かれてあるもの」のほうが効率が良いのです。新しい英単語が書かれた教材を手に取りがちですが、分からないことしか書かれていないと心理的に不安になり、やる気を失ってしまうのです。
では、どれくらい「確実なもの」を持っていれば「新しいこと」にチャレンジする気持ちを持てるのでしょうか?
勉強をはじめたばかりで、高校1年の学力レベルまでなら、「覚えている英単語」2:「覚えていない英単語」がベストです。そして、「覚えていない英単語」の中の内訳は、「学習したことがある英単語」6:「知らない英単語」がベストです。

つまり、「2‐6‐2」の勉強バランスで取り組めばやる気が続きやすいのです。基礎的な英単語学習なら、覚えていない英単語の割合が多くても比較的勉強しやすいはずです。

また、基礎学力が身に付いた、高校2年の学力レベル以降なら、「覚えている英単語」8割、「覚えていない英単語」で「知らない英単語」2割の勉強バランスがベストです。
つまり、「8‐2」の勉強バランスで取り組めばやる気が続きやすいのです。高校レベルの英単語学習なら、覚えている英単語の割合が多い教材で学習すればスムーズに進められます。

2.最初の段階で書かないで、1つの単語に1回に触れるスピードを早くすること

英単語の暗記の最初の段階で書かないのは、最短スピードで多くの英単語に触れるためです。

英単語と日本語訳を繰り返し書いて覚えるやり方は、記憶術として効果的です。ただし、大学受験勉強では、中学校・高校で学習する英単語、あるいはそれ以上の大量の英単語を短時間、短期間で覚える必要があります。そのため、最初の段階から「書く」という暗記の仕方は、短時間で英単語を暗記するためには非効率なのです。

暗記学習の速度を上げるためには、書かないで、まずたくさんの英単語に繰り返し触れるやり方が効率的です。そして、見て、読んで思い出せない、覚えられない英単語だけを書く記憶術が、早く多くの英単語を覚えるためにおすすめです。

大量の英単語の学習には、1つの単語に1回に触れるスピードを速くすることが必要です。

ここで、「それで覚えられるの?」という疑問が出てきますが、それは「回数」でカバーします。では、1回に触れる時間を長くするやり方と、触れる回数を多くするやり方では、どちらが効果的と思いますか?

「長期記憶」という観点で考えると、触れる回数を多くする学習の仕方が圧倒的に効果的です。大学受験勉強では、1年先の試験に向けて勉強をするというのは普通です。定期テストのように直前に詰め込んでクリアできるものではありません。

1回に触れる時間を多くしても、結局忘れる前に繰り返す学習が必要になります。ならば、1回に触れるスピードを速くして何度も触れる学習の仕方の方が良いことが分かるはずです。

3.期間を決めて取り組むこと

大学受験勉強では、年月単位で先の試験に向けて勉強を行うため、つい目先の勉強をだらだらと続けがちです。特に英単語の暗記は、期限を設定せずに「覚えるまで」取り組む受験生が多いですね。

英単語の暗記では、期限と覚える英単語を決めて学習に取り組みましょう。ほかにも勉強することは山ほどあります。期限を決めて取り組めば、ペースを上げて最短で、最大の成果を上げることができるはずです。

脳科学に基づいた効果的な英単語の覚え方
忘れない英単語の暗記の仕方とは?

脳科学に基づいた効果的な英単語の覚え方 忘れない英単語の暗記の仕方とは?

英単語の暗記では、「忘れない」ことも大切ですね。時間をかけて覚えたのに忘れるなんてもったいないです。限られた受験勉強期間の中で効率が悪いですね。

覚えた英単語を忘れないためには、繰り返し、反復が大切です。ここでは、脳科学の視点から英単語の暗記についてお話ししましょう。

「覚える」忘れる前に「繰り返し」

まず、「暗記」には、2つの段階があります。「覚える」と「繰り返し」という段階です。「覚える」とは、英単語の意味を言える、スペルを書けるといった、言い換えれば「理解」の段階です。これは、ほとんどの受験生がやっていることです。

ちなみに、この「覚える」という段階は、「暗記」ではなく、理解したにすぎません。「暗記」とは、理解した知識を脳に定着させ、いつでも引き出せるようにすることです。そして、これまで説明してきたのは「覚える」段階の暗記学習の仕方です。

つまり、「暗記」には、覚えたことの「繰り返し」が必要なのです。そして、「繰り返し」では、回数頻度が最も重要であり、覚えた内容を「どれだけ」「どのタイミングで」反復するかで成績の伸びが変わってきます。

記憶と忘却の話をするときに外せないのが、心理学者ヘルマン・エビングハウスの「忘却曲線」です。聞いたことがある受験生も多いでしょう。覚えてから経過した時間における記憶の忘却、保持の割合は以下のとおりです。

20分後:42%忘却、58%保持
1時間後:56%忘却、44%保持
1日後 :74%忘却、26%保持
1週間後;77%忘却、23%保持
1ヶ月後:79%忘却、21%保持

これは、記憶力がいいと言われる人でも記憶力が悪いという人でも、それほど変わりません。もともとの能力の違いはないのに記憶力がいい人と悪い人がいるのは、効率良く繰り返しているかどうかの違いが大きいのです。

上記のように、いくらその日に覚えたと言っても、1日後には3割以下、1ヵ月後には2割程度しか覚えていないのです。せっかくやったのに非常にもったいないですね。記憶を定着させるためには、回数頻度を考慮した反復練習が必須です。そして、反復練習して定着させた記憶は、長い期間忘れることがありません。

といっても、反復はただやみくもにやっても効率的に記憶を定着させることはできません。回数と頻度、「いつやるか」を意識することが大切です。ぶっ続けで何度も書く学習をやるより、時間をあけて反復する方が効果が高いのですが、いきなり長い期間をあけてしまうと忘れてしまいますので、反復回数を重ねるにつれて徐々に頻度を少なくしていくといいでしょう。たとえば、以下の回数と頻度で反復練習を行っていきましょう。

1回目;新しい内容を覚えてから1日後
2回目:2日後
3回目;4日後
4回目;1週間後
5回目;2週間後
6回目:1ヵ月後
7回目:3ヵ月後

反復回数を重ねていくと、忘れる速度が徐々に緩やかになってきます。また、反復練習 をするときは、一度覚えてしまったものを対象にしていますから、だらだらと時間をかけずにテンポ良く進めていきましょう。一度忘れて覚え直す時間を考えれば、正しい頻度で反復する方がトータルの勉強時間は少なくて済むはずです。

あなたはすぐに忘れてしまう
無駄な英単語の覚え方をしていませんか?

この覚え方では効率が悪いな、すぐ忘れるだろうな、というやり方で英単語の勉強をやっている人を多く見かけます。そんな無駄な英単語の勉強法を挙げていきます。

当てはまっていないかチェックしてみましょう!
もし当てはまっていれば、効率的かつ効果的な英単語の覚え方、コツを身につけましょう!

聞かない、発音しない

英語の勉強法2−1
正しい発音を聞かないで、発音しないで英単語を覚えようとするのは、今すぐ改善してくださいね!

聞かない、発音しない人は伸びません!

あなたが英単語を覚えるのはなんのためですか?単語を覚えることが最終目的ではないはずです。英単語の暗記は、長文解釈や英作文、リスニングのためのベースです。これらの目的を見通して活かす勉強が、効率的で効果的な英単語の覚え方です。

もし、聞かない、発音しないままやっていると、「音読学習が非効率になる」「リスニング力が全く向上しない」という勉強の無駄を招いてしまいます。人間は、自分が発音できない音を正確に聞き取ることができません。

リスニングの勉強法に迷う人は多いと思いますが、まずは正しい発音を聞いて、自分で発音する勉強法を試してみてください。

見るだけ

英語の勉強法2−2
このパターンは隙間時間を使った勉強に多く見られますね。怖いのは、時間をとって勉強した気になってしまっていることです。見るだけで暗記の勉強をやった気になっていると痛い目を見ます。目で見るだけでは、なかなか覚えることはできません!

「目で見て」「耳で聞いて」「発音して」時には「書いて」。

複数の感覚を使って英単語を脳に働きかけることが、暗記において重要になります。

もし、通学途中や休み時間の隙間時間を使った学習をするのであれば、「書く」「小さい声でつぶやく」それも難しければ「頭の中で3回以上つぶやく」ことを心がけましょう。

書くだけ

英語の勉強法2−3
上述のように、複数の感覚を使って覚えるのが脳にとって最善の勉強法です。その中で、書いて覚える作業に重点を置いてしまっている人も注意してください!
※書いて覚えることが悪いことではないので勘違いしないでくださいね。

書いて覚えることは効果的なインプット方法です。

何が言いたいかと言うと、英語(特に受験において)は、まず読めることを最優先で目指して欲しいんです!
スペルが完全でなくとも英語は読めます。

日本語でも、読めるけど、漢字までは書けないってことがありますよね?

特に受験では、スペルを正しく書きなさいという問題もありません。もちろん、英作文で書くことはありますが、スペルを正しく書けることより、英作文する力を見られています。

黙々と英単語を書いて覚える作業はしんどいです。嫌になってくると集中力も続きませんから、効率も悪くなります。
途中で折れずに継続するためにも、

ストレスの少ないやり方でどんどん進めていって欲しいんです。
もちろん、英語がある程度できるレベルになれば、スペルまで完璧にこなせるのが理想的です!
おすすめしたい英単語の勉強ルーティーンは、

  1. 正しい発音を聞いて、自分で発音する
  2. 発音して覚える勉強を何度も繰り返す
  3. 忘れる英単語を繰り返し書いて覚える

この暗記方法であれば、書くより短時間、短期間で効率良く繰り返すことができ、一度の勉強の中でより多くの英単語に触れることができます。そして、発音を繰り返しても覚えられない英単語は、手法を変えて書くことによって覚える、というわけです。

ぜひ試してください!

英単語の暗記は時間帯が大切!
暗記の時間は朝?寝る前?効果的な英単語の覚え方とは?

英単語の暗記は時間帯が大切! 暗記の時間は朝?寝る前?効果的な英単語の覚え方とは?

寝ている間に記憶が定着するという話は、みなさん聞いたことがあると思います。寝る時間を削って明け方まで勉強するより、しっかりと寝たほうが記憶が定着し、勉強効率はいいのです。

また、受験勉強の中でも英単語などの単純暗記は、【朝の時間帯】午前4時から午前10時頃までがもっとも記憶しやすい時間帯と言われています。この時間帯は、脳が活発に働く時間帯であり、記憶力だけでなく、集中力も高いといえます。

そして、記憶を定着させるという意味では、午後10時から午前2時までの間に睡眠をとることで、脳が情報を整理し、記憶として定着しやすいため効果的です。また、この時間帯は、成長ホルモンが豊富に分泌されたり、細胞の新陳代謝が効率的に働きます。脳だけでなく、身体的にも最も回復しやすい時間であり、脳にも身体にも良い相乗効果を与えると考えられています。

この時間帯の効果を利用して勉強を進めると、記憶の定着率が上がると共に、脳も身体も回復した状態で朝の英単語の勉強をスタートすることができるため、より効率よく勉強することができます。

一方で、単純暗記は、寝る前に覚えた方が記憶の定着率が高いという研究結果も最近報告されています。朝の暗記は有名ですが、寝る前の暗記は初耳の受験生も多いのではないでしょうか。試してみる価値はありますね。特に英単語の暗記は、朝にやったあと、隙間時間などを使って様々な時間帯に行っていますから、寝る前にその日に覚えたものを1日分復習してしっかり定着させましょう。

また、寝ている間に記憶が定着するのは、短時間の仮眠でも同様の効果があるという研究結果もあります。休みの日など、大学受験勉強に丸一日取り組む場合、午前中の勉強の最後にも英単語の暗記を持ってきて、そのあとに15分〜30分程度の仮眠(昼寝)をとってみましょう。頭がスッキリしますし、記憶の定着率が上がる効果も期待できるかもしれません。

文章で覚える英単語の覚え方もオススメ!
効率よく必要な英単語を覚えられる暗記法!

英単語は英文中で覚える!

英単語の覚え方の一つとして、最低限の中学レベル~高校基礎レベルの英単語を覚えたら、英文の中で覚える方法をオススメします。

600語くらいなら英単語帳をめくって順番に覚えていけますが、英単語数が多くなるにつれて単純暗記が難しくなっていきます。作業的にしんどいですし、なかなか記憶に定着させることが難しいです。それに時間がかかりすぎますね。

具体的には、英語の文章を読んで、分からない英単語があれば、まずは文脈から類推する。英文全体をだいたい訳してから、分からない英単語を調べ、英文を見直す。この方法で英文と関連付けしつつ、英単語を覚えていきます。

例文集等の参考書を活用するものオススメです。様々な例文が掲載されているため、文の構造と英単語学習を並行できます。文章中で英単語学習を行えば、文章を類推する練習になりますし、英単語の使い方も一緒に覚えることができるため、応用が利くようになるのもオススメポイントです。

塾に通っている受験生なら塾の教材に掲載されている英文のうち、授業で学習した範囲で試してみても良いでしょう。もちろん、市販の教材でも多くの英文が掲載されているものであれば利用可能です。

オススメ例文集

『高校入試 出た問分析 例文で覚える中学英単語・熟語1800』学研教育出版

英文中の英単語暗記の確認は索引を使う!

索引を使う!
英文中で英単語を覚える方法では、どの英単語を覚えたかわかりにくくなってしまいますね。そこで、「索引」を利用します。例文集にも、英単語・熟語の索引が掲載されているものが多いです。もちろん、例文集とは異なる英単語帳を使って、現在の実力チェックを行うのもオススメです。

自分がどのくらい英単語を覚えたか、「索引」を使ってチェックをします。索引には余計な情報が掲載されていませんから、最短・最速で英単語の暗記チェックを行うことができます。ほとんどの場合、意味も書かれていないはずです。意味が書かれていないと、記憶をたどり、覚えているかどうかに意識を集中させることができます。一気にまとめて見るのにも最適ですね。

索引を使ったチェックでは、覚えている英単語にチェックをつけて、覚えていない英単語はそのままにしておきます。これを定期的に、例えば1週間ごとに行います。

具体的には、索引を1つづつ見ていって、瞬間的に意味を声に出すことができる英単語に線を引くだけです。あくまでも、瞬間的に意味が浮かぶもので、少しでも悩んでしまったものには線を引かないでくださいね。完璧に覚えたものだけです。

ここで大切なのは、「覚えている」英単語に線を引くことです。学校授業や塾の教材で勉強が進むと、英文中で覚えた英単語が増えていきますので、線を引ける英単語がどんどん増えていきます。そして、線を引けた量であなたの英単語力が一目瞭然です。

また、英単語1つ1つを、覚えているか、覚えていないかチェックしていきますから、自然と線が引かれていない覚えていない英単語を意識します。これにより、他の教材でその英単語が出てきたときに、見たことある!という発見が増え、脳が活性化されます。つまり、その英単語は潜在意識に残りやすくなります。

やっぱり英単語の暗記は楽しくないと続かない!
楽しく・面白く継続できる英単語の覚え方!

単純暗記はしんどい

英単語の暗記に限ったのもではありませんが、単純暗記というのは、大学受験勉強の中でもしんどい、つまらないと感じる受験生が多いです。単語帳や辞書にはアレルギーがあるという受験生もいますね。しんどい、つまらない勉強はなかなか続きません。しんどい、つまらない勉強は時間も長く感じて、より疲れます。楽しく、面白いと感じる工夫をしていくのも、受験勉強を効率的に進めるために大切です。

とは言っても、楽しく、面白いと感じる勉強とはどんなものでしょうか。

高校生にもなれば、少なからず好きな映画や小説、漫画等があるでしょう。これを活用しましょう。すでに見たことがあるものの方が良いです。好きな映画の英字幕、小説や漫画の洋書を活用すれば、記憶に残っている好きな物語等の中で英単語の学習を進めることができます。英文中で英単語を覚えるということです。

見たことがある内容であれば、英単語の類推もしやすいでしょう。そして、好きな内容であれば記憶に残るはずです。

もし、好きなものがない場合、『もえたん』シリーズはオススメです。「あまりこういうのは・・・」と感じる受験生もいると思いますが、好き好きに関わらず、印象に残るという点では群を抜いています。単語帳や辞書で英単語を暗記できる受験生には必要ありませんが、英単語の暗記にアレルギーがあるような場合には、勉強から離れた感覚で学習を進めることができます。

アニメキャラを使った英単語教材は他にも市販されていますので、少しでも気になった方は試してみてくださいね。

他にも、情報カード(自作の単語カード)に英単語と意味だけを書き込むのではなく、絵などを書き込んで印象に残りやすくしておくことも一つの工夫ですね。単純暗記の作業の中で絵を描くのは気分転換になりますし、勉強の合間の落書きは集中力を維持するために効果的という研究結果もあります。

絵を描くことが好きな受験生は是非試してみてください。ただし、くれぐれも絵に集中しすぎたり、時間を取りすぎないように注意です。

「しんどい」「つまらない」を軽減するための英単語学習の工夫としては、前にも書きましたが、書かないで声に出す暗記方法もオススメの一つです。書き続けることは、勉強を「しんどい」と感じさせてしまう一つの要因です。

受験勉強で楽しい、面白いと感じる機会は確かに少ないです。でも、せっかくやるのですから、工夫して少しでも楽な気持ちで効率的に勉強をできる工夫をしてみましょう。

これであなたも英単語の暗記が驚くほど簡単になる!
英単語暗記マスターになる方法

いかがですか?英単語の暗記のコツがつかめてきたでしょうか?

英単語を覚えるのに苦労している受験生が大変多いですね。それもそのはずです。学校や塾では「覚えなさい」という割に、覚えるコツはほとんど教えてくれません。英単語の暗記に苦手意識を持つ受験生が、少しでも楽になって「得意」と言えるようになることを願います。

英単語の学習は、基本的には、見る、音読(読む)、聞く、書くの複数の感覚を使って繰り返し行うことが大切です。それに加え、反復タイミング、朝、寝る前などの勉強時間帯、期限を決めた計画的な学習も実行していきましょう。

まずは実行です。英単語の暗記のコツは、他の教科の暗記にも応用できます。英単語を覚えるコツをマスターして、受験勉強をスムーズに楽に進めましょう!

 

これまでの内容をまとめると

  1. 音読で短期繰り返し、覚えられない英単語を書いて覚える
  2. 学力に合った教材、1回に触れる時間短縮、期限を決めてスピードアップ
  3. 覚えたら繰り返して定着
  4. 聞かない、発音しない、見るだけ、書くだけでは覚えられない。複数感覚を使った勉強法
  5. 朝、寝る前の暗記のゴールデンタイムを活用
  6. 文中で覚える
  7. 英単語暗記の苦手意識を克服する工夫

今まで英単語の暗記が苦手だった受験生も、得意だけどもっと効果的な方法を探していた受験生も、ぜひ紹介した勉強法を試してみてください。


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大学受験勉強法メディア編集部

大学受験勉強法メディア編集部

大学受験勉強法メディア編集部は、これまでに多くの大学受験性を指導してきた経験をもとに、効率よく、確実に点数アップできる勉強法を紹介します。

具体的には、実際に効果があった勉強法や、受験生のためになる受験に関するお役立ち情報を発信していきます。

大学受験勉強は勉強法が命です。合格を勝ち取る受験生は、結果が出る勉強法で勉強しています。

どれだけいい予備校に通っても、いい参考書を使っても、時間ばかりかかって身に付かない勉強法でやっていては、いつまでたっても結果は出ません。

今すぐ正しい勉強法を身につけて、志望校合格を勝ち取りましょう!