- 大学受験情報
- 2016-2-3
大学受験情報〜国公立大学受験の科目と配点【大学受験勉強】
近年、大学受験の方式は多様化、複雑化しています。ここでは、大学受験情報として、国公立大学受験の科目と配点についてお話しします。
センター試験の科目と配点
一般的に、国公立大学を受ける受験生は、1月中旬に行われるセンター試験で、英語、数学ⅠA、数学ⅡB、国語、地理歴史、公民、理科の試験を受けます。センター試験は、すべてマーク式の問題で、特有のクセがあるといわれています。
基本的に、英語、国語が200点満点、ほかの科目が100点満点の配点ですが、文系の学部ならさらに英語の配点を大きくしたり、理系の学部なら数学や理科の配点を大きくしたりします。
また、2012年から、「公民」科目として包括的な「倫理・政経」が設けられました。多くの大学では、「倫理」や「政経」といった範囲の狭い科目を選ぶことができます。しかしながら、早稲田の政経に代表される難関大学の一部の学部では、「公民」を選択する場合には「倫理・政経」しか選べないこともあります。
同様に、数学にも範囲の狭い科目があり、文系の学科では「数学Ⅰ」という中学レベルの内容プラスアルファ程度の科目を選択できることもあります。
理科では、新課程になって「生物基礎・化学基礎」という組み合わせがほぼ必修になり、国公立大学の受験生の負担は増えています。
二次試験の科目と配点
大学ごとの二次試験は、2月末に行われます。科目は、国語、数学、英語の3科目を基本とし、東大などの超難関校ではさらに社会が加わります。二次試験も、大学、学部によって科目ごとの配点が異なり、近年では英語の配点を大きくするところが多くなっています。
また、大学、学部によっては、数学の代わりに「地理歴史」が指定されたり、科目数が少なくなったりするところもあります。
たとえば、東京外国語大学では、二次試験では国語が課されず、世界史を必修としていることが有名ですね。
二次試験は、基本的に記述型、論述型の問題形式です。そのため、国語での高得点が狙いにくかったり、数学の問題では答えが合っていても計算式が抜けていると減点されるといった特徴があります。反対に、大学によっては答えが間違っていても部分点をもらえることがあるようです。最終的な答えが合っているかどうかより、その答えに至る過程を論理的に説明できるかどうかを重要視するというのが、文系数学に共通する流れになっているんですね。
センター試験と二次試験の配点比率
センター試験と二次試験の配点比率も大学、学部によって異なり、一般的に難関と言われる大学ほど二次試験の配点比率を高くする傾向にあります。
たとえば、「センター試験:二次試験」の配点比率は、埼玉大学経済学部(一般枠)で約2:1、北大で2:3、東大では1:4とかなりの違いがあります。なお、総合大学のような多くの学部をかかえている場合でも、二次試験の問題は各学部で共通しているのが一般的です。
また、横浜国立大学などの後期試験が中心の大学では、前期試験でもセンター試験のみ、二次試験は小論文のみというところが多いです。難関大学を除けば、センター試験の配点が非常に高いので、まずはセンター対策に力を入れるのが王道です。難関大学でも、国語などの二次試験で高得点を取りにくい科目では、センター試験で少なくとも9割以上得点することが他の受験生と差をつけるカギとなりますね。
大学受験勉強法メディア編集部
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