- 準備
- 2016-2-12
予備知識〜入試で求められるのは?⑦【大学受験勉強の準備】

入試問題は、大学、学部によってさまざまで、時代の流れの中で変化してきています。しかし、共通して求められるものもあります。ここでは、大学受験勉強の準備、予備知識として、入試で求められるものについてお話します。
大学の授業への対応力!
私立大学では、大学の授業への対応力として、学部ごとの授業に即応した学力が求められる傾向が強くなっています。たとえば、外国語学部では、入試の英語の配点を高くしたり、リスニング試験を導入したりといった形式面もそうです。
こういった傾向は国立大学にも見られ、たとえば、地歴として世界史を受験必須科目とした東京外国語大学の例が典型的です。世界史の範囲は「日本を含む近現代史を中心に出題する」とあり、外国語学部で学ぶ外国の歴史や文化に関する基礎知識を要求していることがわかります。実際に入試問題は、入門レベルの問題集に出てくるような基本的な用語と典型的な論述が中心です。
文学部の日本史や世界史では文化史の出題が多い傾向がみられますし、明治大学や中央大学の政治や経済を扱う学部のように政治経済の選択者を優遇しているような出題の傾向も見られます。
これが教科書レベルの範囲内だけで行われているのなら、対策の有無で点差がひらいてしまうことはないのですが、なかには教科書レベルの範囲だけでは足りないような出題もあるのです。経済学部の英語で出題される新聞の経済記事を読ませるような問題です。英語力が十分にあったとしても、最近の経済事情に関する知識や、経済的な物事の見方をする習慣がなければ、内容をよく理解できないような文章が出題されています。
たとえば、早稲田大学社会科学部の英語長文問題は、内容が社会科学的なテーマに集中しており、英文としての難易度は商学部などより高くなっています。もっとも、新聞や雑誌を題材にした参考書でそのタイプの対策をしていれば内容を理解しやすいですし、展開や独特な言い回しにも慣れることができます。
つまり、高度な専門知識が必要とされるわけではありませんが、それぞれの大学や学部で扱う学問の基礎知識が求められており、教科書に載っていない内容でなくとも入試では問われているのが実情です。

大学受験勉強法メディア編集部
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