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英文法暗記の勉強法!大学受験で差をつける【英文法の覚え方5選】

英語の分からない文法問題を解く方法!【偏差値60以上を目指す大学受験勉強法】

文系科目で分からない問題にあたったとき、あなたはどうしますか? ここでは、偏差値60以上を目指す大学受験勉強法として、英語の分からない問題に出会った時の文法問題の解法について紹介します。


英文法って何か理解できていますか?文法と語法の比較と覚え方

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英文法の学習は、大学受験に限らず、英語学習をする上で避けては通れません。英文法は、英語という言語を学ぶ上で必須の規則です。一口に「英文法」と一括りにしていますが、実は「文法」と「語法」に分けることができます。あなたは理解できていましたか?

見たままですが、「文法」は文の法則。「語法」は語の法則です。

文法には、「5文型」「分詞構文」「関係代名詞」などが含まれます。つまり、文の構造の規則で、品詞について考えます。一方、語法は、単語ごとの規則で、この動詞が「自動詞なのか他動詞なのか」や「括弧に入る適切な助詞はどれか」といったものです。

より具体的に文法と語法を比較して見ていきましょう。

【文法】

「名詞は、名刺を、見る」という文法を学習すると、

「彼らは、英語を、勉強する」

「私は、国語を、勉強する」という文を作ることができます。

一方で、以下の文のように、品詞が間違っていれば、間違いです。

形容詞は、名詞を、勉強する」

楽しいは、英語を、勉強する」

しかし、文法では品詞だけを考え、単語の意味単位では正誤を考えません。

つまり、文法の話題では、品詞があっていれば、以下の文も間違いではありません。

国語は、英語を、勉強する」

 

【語法】

語法では、

「名詞は、名詞を、勉強する」と学習しても、

国語は、英語を、勉強する」という文を作れません。

国語は何かを勉強したりしませんね。文法で間違っていなくとも、語法の観点からはこの文は間違いです。

「(人物)は、英語を、勉強する」という文を作るはずです。

大学受験の英語で頻出の穴埋め問題や整序問題などの文法問題に苦手意識を持つ受験生は多いです。このような文法問題に対する苦手意識は、難解な文法だけを覚えてそれに当てはめるという勉強法に原因があるように思います。

しかしながら、最近の英語の入試問題はコミュニケーション能力を重視する傾向があり、選択問題であれば、文法だけの正誤が問われるだけでなく、文法的にも語法(意味)的にも正しい選択肢だけが正解というパターンも増えています。

つまり、「5文型」「分詞構文」「関係代名詞」などの文法の正誤だけで判断を早まらず、語法や文章の意味からも判断する練習をしておく必要があります。

穴埋め形式の文法問題を解くときには、まず空欄を補充した文が文章全体の中でどのような意味になりそうか考えてみます。空欄の意味を考えるのは、知らない単語ばかりという状況でなければそれほど難しいことではありません。たとえば、文章全体が「天気予報では明日(  )といっている」と和訳できるとします。そして、選択肢を見てみると、どれも「晴れる」という意味の動詞+形容詞が入っているとします。文法上の品詞は間違っていません。

この段階で空欄に入る意味としては「晴れるでしょう」という文と推測できます。語法の観点で考えれば、「晴れた」や「晴れている」ではないことは確かですね。「晴れるでしょう」という意味なら「will be fine」です。

文法問題では、もちろん正しい文法を身に付けているかどうかを問われていますから、文法をおろそかにすることはできませんが、まずは語法や意味から考えてみることで選択肢を絞ることができる上に、間違いを減らすことができます。とくに、形式だけの文法が苦手な人なら、意味から考えるほうが答えにたどり着きやすいですね。

文法と語法の比較を見てきましたが、これは大学受験だけで必要な知識ではありません。toeic、toeflなどの検定試験や、社会人になってからの英会話でも、文法と語法の理解は役に立ちます。英語の基礎としてしっかりと理解し、身に付けておきましょう。

英文法は暗記だけで大丈夫?大学受験で英文を「書く」ことができる英文法の勉強法!

書く 受験 大学受験 ノート

英文法とは、英語という言語のルールです。例えば、日本語では、「私は、英語を、勉強する」というようにSOV(主語+目的語+動詞)という文の構造になります。一方、英語では、SVO(主語+動詞+目的語)という文の構造で「I study English」となります。

日本語であれば、「英語を勉強する、私は」のように、順番を入れ替えても意味は通ります。しかし、英語では、「English study I」のように順番を入れ替えると意味が通りません。大学受験で英文を書くためには、この語順の規則である英文法を理解することが必須です。

あなたは、英文法を単語や熟語を覚えるように暗記だけしていませんか?

では、英文法は、どのようにして勉強すれば良いのでしょうか。

英文法の学習を始めるうえで、英文法の暗記は必要です。ただし、暗記するだけでは、実際に大学受験で聞く、読む、書くといった力は身に付きません。特に、「書く」という力は、英文法の正確な定着を必要とします。例えば、聞く、読む場合は、前後関係や単語の意味から文全体の意味を推測することができます。しかし、書く場合には、単語を知っているだけでなくその語順まで正確に把握する必要があります。これは、整序問題にも当てはまります。

実際に大学受験で英文を書くことができるようになるためには、文法書を読むだけでは足りません。英文法を理解し、使い、感覚的に身に付ける必要があります。以下の流れで英文法の学習をしてみてください。

  1. 1つの文を選んで「S」「V」「O」「C」に分ける
  2. まとまりを意識して音読する
  3. 同じ文法で異なる単語、熟語を当てはめて英作文をする

”1”のステップは、その文でどのような文法が使われているのか理解する段階です。そして、”2”のステップは、繰り返して身に付ける段階です。その文を音読し、同時に耳で聞くことにより、アウトプットとインプットを同時に行って覚えてしまいましょう。”3”のステップは、使う段階です。その文だけ覚えても、異なる文に応用できなければ意味がありません。自分の身近な事柄をノートに書いてみましょう。

英文を読む力、解釈、表現力など、大学受験に役立つ基礎力が格段に伸びるはずです!

短期間で効率よく修得する英文法の独学勉強法とは?例文暗記のコツ!

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実は、英文法の学習は、独学でも短期間効率よく行うことができます。暗記のコツは「例文」。ここでは、例文を使った英文法の独学勉強法を紹介します。

上述したように、使える英文法を身に付けるためには、実際にその英文法をどのように使うのかを、把握しておかなくてはなりません。単に英文法を丸暗記するだけでなく、使える形で暗記する必要があります。極端に言えば、使う形の英文を丸ごと覚えれば使うことができますね。

とはいっても、受験勉強の中で見る英文を全て暗記するのは不可能に近いです。そこで「例文」暗記です。英文法のパターンごとに使いまわせるように例文を暗記するのです。「暗記」と聞くとしんどいイメージですが、日本語の文を見て英文を作ることができればよいので、難しく考えなくて大丈夫です。この方法ならできます!

用意するのは、例文が掲載された参考書1冊です。英文法、構文、文型に関する参考書ならパターンごとに例文が掲載されているのでオススメです。また、後述しますが、例文を読み上げるCD付きのものなら、なお良いです。

手順は以下の4ステップです。

  1. 文の構造と意味を理解する
  2. 意味が瞬時に頭に浮かぶようにする
  3. リズムよく英文を読めるようにする
  4. 日本語を見て瞬時に英文を言えるようにする

 

1.文の構造と意味を理解する

ここはとても重要ですので、しっかりと行いましょう。単に例文を暗記しても、文の構造(語順の理由)となぜその意味になるのかが分かっていなければ、応用が利きません。効率よく修得するためには必須のステップです。参考書の解説を確認して、しっかりと理解しましょう。

2.意味が瞬時に頭に浮かぶようにする

ステップ2は、英文を見て日本語訳を言う練習です。この段階では、なぜその意味になるのか理解できているはずです。この練習を参考書1冊あるいは章単位で3周以上行いましょう。言うだけですから、短期間で効率的に繰り返すことができます。

ポイントは「意味が瞬時に頭に浮かぶ」まで仕上げることです。文を前後に行ったり来たりして見たり、考えているようでは、まだ繰り返す必要アリです。

3.リズムよく英文を読めるようにする

一文ずつ音読していきます。音読するアウトプットと、耳で聞くインプットを同時に行うことによって、体に覚えさせるステップです。はじめは英文を見て音読し、スラスラ言えるようになったら暗唱してみましょう。ここでは、一文を何度も繰り返し音読してリズムよく言えるようになったら、次の一文を音読という流れで練習します。

例えば、10語程度の文であれば、1分で10回は音読できます。最初のうちはたどたどしいと思いますが、繰り返すうちにスムーズに読むことができます。オススメは、CD付きの例文(構文)集です。ネイティブの発音を真似して大げさに音読してみましょう。ほかにも、音楽のリズムに合わせて音読するのも、気分が乗って楽しくなりますよ。

4.日本語を見て瞬時に英文を言えるようにする

実は、1~3までのステップで日本語を見て英文を言う実力は付いているはずです。このステップは、例文暗記がしっかりできているかの確認と、完璧に定着させることが目的です。ここで注意してほしいのは、瞬時に言えない英文を無理に覚えようとしないことです。もし、言えない英文があれば、ステップ1~3に戻って下さい。

1~4のステップができれば、文法問題や解釈、英作文の実力は飛躍的にアップします。長文問題の文章を読むスピードも速くなるはずです。自信を持って「英文法が得意」と言えるレベルでしょう。

しかも、ここでは書く練習をしません。英文法の勉強法で大切なのは、単語や熟語が「どのように並んでいるか」だからです。文の構造を頭に叩き込むためには、どれだけ繰り返し触れたかが重要です。

もちろん、書く練習は効果的です。しかし、時間がかかります。知識を入れる段階では、短期間に効率よく学習する方法を採用しましょう。その分、過去問等の演習では書きまくりましょう!

 

あなたの英文法は中学レベル?基礎から始める中学英文法の勉強法!

中学 レベル 基礎 初心者 高1 高校 高校生 関係代名詞

英文法を身に付けることで、一文を正確に理解することができます。一つの文をそれぞれ正しく理解することができれば、長文問題も怖くありません。一文を正確に理解するためには、英文法の基礎である4つの大原則を身に付けておく必要があります。

原則1.英文中の単語は「S(主語)、V(動詞)、O(目的語)、C(補語)」に必ず分類できる。

原則2.英文は「5文型」に必ず分類できる。

(1)S+V

(2)S+V+C

(3)S+V+O

(4)S+V+O+O

(5)S+V+O+C

原則3.一つの文にはS、Vが必ず1つづつしかない。

原則4.長い修飾は後ろにおく。

実はこの4つの大原則は、中学校で学習しています。高校生のあなたは、中学で習う基礎レベルの英文法をしっかりと覚えていたでしょうか。

そして、原則4には代表的な英文法があります。何だかわかりますか?

そう、中学校で学習した「関係代名詞」です。この関係代名詞というのは、文章をややこしくします。関係代名詞の出現で、とたんに英文が長くなってしまいます。中学校の英語の授業で、関係代名詞でつまづいてしまった受験生は多いはず。できれば、高1の段階で関係代名詞を完璧にしておきましょう。

少し復習してみましょう。高校生には丁寧すぎるかもしれませんが、中学レベルの基礎の確認です。英文法初心者向けに解説をしていきます。下の例を見て下さい。

<例>The cup you bought is very expensive.

この文で品詞分けをすると、以下のようになりますね。

名詞:”the cup”、”you”

動詞:”bought”、”is”

副詞:”very”

形容詞:”expensive”

つまり、名詞+名詞+動詞+動詞+副詞+形容詞です。

では、S、V、O、Cに当てはめてみるとどうでしょう。

S:”the cup”、”you”

V:”bought”、”is”

C:”very expensive”

「?」これは間違っていますね。どこが間違っているでしょうか。そうです。原則2のように「英文は5文型に必ず分類できる」はずですから、SSVVCという文型はありません。また、原則4のように「一文にはS、Vが必ず1つづつしかない」はずです。

ここでは、「S、Vが1つずつ多いから、”the cup”が後ろから修飾されているSのかたまりがあって、第2文型SVCが当てはまりそうだな」と予測することができます。特に、動詞が2個以上ある英文では、関係代名詞による修飾も疑ってください。関係代名詞は、ある名詞を後ろから修飾する1つの文(つまりS、Vが1つづつ必ずある)のかたまりをつくる代名詞です。

しかし、上の文では、関係代名詞の一つである”which”が隠されています。関係代名詞の”which”は省略されることが非常に多いのです。これも関係代名詞を苦手とする生徒が多い原因です。

“The cup (which) you bought is very expensive.”

ここで、関係代名詞”which”は、”The cup”を指す代名詞であり、”bought”の目的語に当たります。つまり、本来なら”you bought (which)”という語順で、「あなたが買ったそのカップ」という意味になります。そして、この部分だけを見ると、SVOの第3文型に当てはまるのです。しかしながら、関係代名詞は、「修飾する名詞の近くにおく」というルールがあるため、以下のような形になります。

× The cup you bought (which) is very expensive.

〇 The cup (which) you bought is very expensive.

そして、”which”が省略されることにより、最終的には、S:”The cup you bought”、V:”is”、C:”very expensive”となります。

「関係代名詞」について思い出せましたか?

関係代名詞に限らず、中学レベルの英文法は高校の英語の基礎です。中学レベルの英文法を完璧にしてこそ、高校の英語、受験の英語の学習スピードを上げることができます。理解できていると思っていても、完璧にできていることは少ないです。中学レベルの抜けや漏れはほとんどの高校生にあります。英文法初心者と割り切って、基礎から確認してみましょう!

 

センター試験の対策も完璧!短期間でセンターレベルの英文法をマスターする勉強法

センター センター試験 短期間 レベル

あなたはセンター試験で問われる英文法の問題の配点を知っていますか?

200点満点中の約40点です。大問2の配点です。

大問2はセンター英語の大問の配点の中で最も高くなっています。センター試験の英文法の問題では、「なんとなくで」解いている受験生と、「根拠を持って」解いている受験生に分かれます。なんとなく解いている受験生もぼんやりとは理解しているでしょう。しかし、「根拠を持って」解くことができれば、約40点という大きな点数を確実の得点し、他の受験生に大きな差をつけることができるはずです。

もちろん、英文法は英語の他の問題を解くうえでも重要な知識です。英文法の勉強なしには、センター試験の英語で得点を伸ばせないと言っても過言ではありません。リスニングにしても長文問題にしても、英文が出てくるところに英文法が存在しますよね。

 

逆に言えば、センターレベルの英文法をマスターすることができれば、センター試験の英語の点数を大幅に伸ばすことができるのです。また、センターレベルの英文法の勉強は、国立の二次試験や私立の一般入試に十分に活かすことができます。

受験全体で点数アップを狙える英文法の対策は、しっかりと行いましょう!

センター試験の英語 大問2 文法問題の傾向

センター試験の英語の文法問題の傾向と配点について紹介します。なお、この情報は年度によって変わることがあります。ただし、例年似たような傾向にありますので、参考にしてみて下さい。

センター試験の英文法の問題は、A~Cの3つに分かれています。

A問題:20点(10問×2点)

基本的な空所補充問題。1つの空所に当てはまる語句を選択する問題と、2つの空所に当てはまる語句の組み合わせを選択する問題です。時制、動詞の形、慣用句、連語など様々な問題が出題されています。

B問題:9点(3問×3点)

語句整序問題。対話文の一方に空所が設定され、語句を正しく並び替え、〇番目と〇番目に入る語句の組み合わせを選択する形式の問題です。

C問題:15点(3問×5点)

対話文の空所に当てはまる英文を選択する問題です。選択する英文は3つのまとまりに分かれ、まとまりごとに(A)(B)から正しいものを選択し、その組み合わせ(例:A→A→B等)を答える形式です。

 

センター英語レベルの英文法を攻略するためには、これまでに紹介してきた英文法の暗記や覚え方などの勉強法が必須です。そして、さらに演習で問題に慣れておくことも必須です。

 

センター試験の英語レベルの英文法の問題集なら、知っている受験生も多いですが「ネクステ」の愛称で親しまれているコチラがおすすめです。ただし、上の勉強法をこなして、英文法を理解し、覚えた状態で手を付けましょう。

『Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服』桐原書店

また、センターレベルの英文法の問題演習なら、もちろんこれ。センター試験の英語の過去問です。大問2にチャレンジしてみましょう。ネクステなどの問題集に取り掛かる前に、どの文法問題が多く出題されているかといった傾向把握をしておくためにも、一度過去問をやっておくのも良いですね。

過去問も繰り返しが大切です。英文法の勉強に集中するなら、少なくとも10年分の大問2で満点を取れるレベルまでやりこみましょう。

問題演習をする場合には、根拠を持って解答することが大切です。「~だから答えは〇〇」というように理由付けを忘れないでください。これを怠ると、問題演習の繰り返しで答えを覚えていたから満点を取れるなんてことになりかねません。勉強の質を意識しましょう。


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大学受験勉強法メディア編集部

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具体的には、実際に効果があった勉強法や、受験生のためになる受験に関するお役立ち情報を発信していきます。

大学受験勉強は勉強法が命です。合格を勝ち取る受験生は、結果が出る勉強法で勉強しています。

どれだけいい予備校に通っても、いい参考書を使っても、時間ばかりかかって身に付かない勉強法でやっていては、いつまでたっても結果は出ません。

今すぐ正しい勉強法を身につけて、志望校合格を勝ち取りましょう!