- 長文読解
- 2016-2-1
早く的確に要旨を把握する!英語の勉強法【大学受験勉強】
大学受験の英語では、出題される英文の文章量が非常に多いのが特長です。文章量が多い長文問題を解くための英語の勉強法のカギは、早く的確に要旨を把握することにつきます。ここでは、大学受験勉強において、長文問題で早く的確に要旨を把握する方法について紹介します。
早く的確!
大学受験の英語では、学校では経験しないような文章量の長文問題が出題されます。とくに、東京大学などでは、超長文と言われる文章量が非常に多い問題が出題されるのです。このような長文問題では、本文を一文一文丁寧に読んでいては時間が足りませんから、早く的確に要旨を把握することが重要です。
早く的確に英文の要旨を把握するための方法を3つ紹介します。なお、この方法は、基礎レベル、標準レベルの勉強を終え、応用レベルに達した受験生に向けた方法ですので、大学受験勉強の序盤では一文一文を正確に理解することに努めてください。
①ディスコマーカーに着目する
②段落ごとに拾い読みする
③設問から先に見る
次に、①〜③の方法について具体的に説明してきますね
①ディスコマーカーに着目する
「ディスコマーカー」とは、文と文の論理的関係を示す接続詞、副詞(句)、前置詞(句)のことです。たとえば、”therefore”(その結果~)という英単語があれば、この次は結論がくるとわかります。また、”for example”(例えば)という英単語がきたら、この次は具体例がくることがわかりますよね。このような「ディスコースマーカー」に着目することで、文章の流れを早く把握することができます。
②段落ごとに拾い読みする
これは、文章の内容をおおまかに把握するための方法です。つまり、文章を一段落ごとに拾い読みして、書かれている内容を推測します。
たとえば、第1段落に「主張」が書いてあり、第2段落に「その具体例」が書かれていた場合、「第1段落」の内容が理解できるのであれば、第2段落は読み飛ばしてしまいます。また、第3段落に抽象的な例があり、その内容が理解できないとしたら、第4段落をじっくり読んで、具体的に理解するようにします。
・具体例を読まなくても理解できるときは、具体例が書かれている段落を読み飛ばす
・意味が理解できないときは、具体例が書かれている段落を読む
このように段落ごとに拾い読みすることで、文章の内容を早く把握することができます。
③設問から先に見る
「設問」を先に読むことで、「だいたいどういった内容が書かれているのか」「何を問おうとしているのか」「重要な部分はどこか」がわかることが多いです。「難民問題について書かれているみたいだ」「日本の経済の展望について書かれているみたいだ」ということがわかるだけでも、文章全体の内容を理解する手助けになります。また、キーワードを拾うように設問を見ることにより、本文の内容を押さえやすくなります。設問は本文に比べて短いですから、早く内容をつかむには最適ですね。
ただし、この方法は正しい選択肢が多い設問にで活きる方法です。つまり、「間違っている選択肢を1つ選べ」というような問題です。5択のうちの1つが間違いであれば、4つは正しいことが書かれているわけですから、そこから要旨をつかむことができます。
反対に、「正しい選択肢を一つ選べ」というように、5択のうちの1つしか正しいことが書かれていなければ、4つは間違ったことが書かれているわけですから、間違った情報を取り込んでしまうことになります。こういった問題の場合は、選択肢に共通して使われているキーワードに注目すれば、本文のテーマをつかみやすくなります。
大学受験勉強法メディア編集部
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