- 地学
- 2015-12-24
センター試験の理科地学勉強法!【大学受験勉強】
ここでは、大学受験勉強におけるセンター試験の理科地学の勉強法について、最近の試験傾向も交えて紹介します。
センター試験地学の対策!
地学は、センター試験の中ではかなりマイナーな科目で、物理・化学・生物より受験数は1ケタ少ないです。受験者の文理比率は、文:理=9:1で文系理科とも呼ばれていて、出版されている参考書も物理、化学、生物に較べると明らかに少なく、センター対策が出来る程度です。
しかし、文系受験者にとっては短期間で仕上がり、高得点も比較的楽に稼げる、まさに穴場の科目で、かつ文系でセンター試験の理科を課しているところなら利用できないところはないです。
内容としては、固体地球、岩石鉱物、地質図・地球史、大気海洋、天文の五大分野からひとつずつ大問が組まれています。どの範囲も必ず出ると考えて、ヤマを張らずに勉強していきましょう。
また、2011年までは数学の試験時間から地学の試験時間まで長い休憩がありましたが、2012年からは理科の時間が統一され、物理、化学、生物と同時に試験することとなりました。2016年からは、理科6科目体制から8科目体制へ移行する事が決定しており、地学においても、「地学」と「地学基礎」の2科目が設定される事を大学入試センターは公表しています。
地学は、他の理系教科と比べても過去問研究が非常に重要です。これは、まだ地学自体の全貌が解明されておらず、たくさんの説のある事項からは出題しにくいという事情も影響していると思います。よって、過去問に似通った問題も多く、大部分が基礎事項の丸暗記だけで解けるものです。
また、有名な図表などからもよく出題されるので、暇があれば地学の図表を眺めることオススメします。
また、地学の問題は、大体が事実に忠実なのでその数値自体を暗記するという方法(太陽定数や銀河の公転周期などが例)も有効です。さらに、時間が余れば、数値暗記だけでなく自分なりに計算してみることで、より力をつけることができます。
全ての教科に言えることですが、設問条件の確認は重要で、なかでも地学は問題文自体に解法が潜んでいることが多々あります。時間は他の理科と比べても十分すぎる程あるので、見直しを怠らず、最後まで試験に集中することが大切です。
2013年度の本試験では、正誤判定の組み合わせ問題が初めて出題されたり、複数分野の融合問題が出題されるなど、若干の出題形式の変更が見られました。また、選択肢が多い問題も増加しました。現在の地学は、記念受験組が多かったかつての地学とは異なり、純粋な地学受験者が大多数を占めていますので、平均点が高く推移し、今後、大幅な難化や出題形式・傾向の変化が見られる可能性があります。
2013年度の問題には、単に丸暗記したり過去問を解くだけでは対応できない出題も見られたので、どのような問題にも対応できるよう教科書や資料集でしっかりと理解しておく事が以前より重要になったと言えます。
2014年度の本試験では平均点が50.22点と前年までの平均点と比べて大幅に下がりました。内容も単なる教科書の丸暗記では対応できない融合問題や、正誤の紛らわしい選択問題が出題されました。とは言え、地学の基本的な考え方が身についていれば、十分対応可能な良問が主です。しっかり対策をしておけば、特に恐れる必要はありません。地学を選択する受験生は自信を持って挑んでくださいね。
大学受験勉強法メディア編集部
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