- 数学
- 2016-1-19
「できる」ようにする勉強法【計算編】
大学受験勉強では、分かるだけでなく「できる」ようにすることが重要です。ここでは、計算を「できる」ようにする勉強法について紹介します。
計算の勉強法はこれだ!
計算が「できる」人にとって、「勉強をやった」というのは、決めた範囲の問題を時間内に正しく解答できるレベルにまで仕上げることです。当然、できなかった問題はできるようになるまで繰り返す勉強法を自然と行っています。一方、数学ができていない人にとって、「勉強をやった」というのは、決めた範囲の問題を解いて、できなかった問題を修正することまでにとどまります。「できる」ようにする段階には進みません。
大学受験勉強では、志望校合格を目指すのですから、試験で点数を取る勉強法を進めることが必要です。テストで点数を取るためには覚えなければいけません。そして、覚えるためには「繰り返す」ことが重要です。1回解いて、できなかった問題を修正するだけでは覚えられませんよね。それでは試験で点数を取ることができませんし、志望校合格も無理です。
計算を「できる」ようにするためには、テスト形式で学習する勉強法をオススメします。具体的には、以下の4つのポイントを押さえた勉強法を進めていきましょう。
①目標時間を設定する
②最初は正確に、満点が取れるようになったら時間制限
③応用問題から基礎力を確認
④できない問題は参考書に立ち返る
①目標時間を設定する
計算をテスト形式で勉強するためには、制限時間を設定して問題を解いていく勉強法をオススメします。時間内にどれだけ正答できるか。これを評価基準として、できるようになるまで繰り返し問題を解いていきます。
問題文を写したり、計算過程をきれいに書いたりする必要はありません。消しゴムも使う必要はありません。目標時間内に正答することに集中してくださいね。
目標時間をどれくらいに設定すれば良いのかわからない人もいるかもしれません。そういう人は、目標時間が付いている問題集もありますので、活用してみるといいですね。
②最初は正確に、満点が取れるようになったら時間制限
上で目標時間を設定するといいましたが、できてもいないのに目標時間内に解く練習をしても意味がありません。ただし、時間は計ってくださいね。あくまでも、最初のうちは計算過程を丁寧に描いて、全てに正答することを目標にしてください。解法がわからなければ、問題集に載っている解法を真似て理解してください。
そして、2回目に解くときは、自分で解いて、1回目より時間を短縮することを目標にしてみてください。何度も繰り返して、時間制限内に解けるように練習していきます。まずは全て正答できるまで演習する勉強法を試してみてくださいね。
③応用問題から基礎力を確認
基礎の計算問題はできるようになったと思っていても、少し出題形式が変わったり複雑になると急に解けなくなることはありませんか?こういう人は、その問題の解き方を覚えているだけであって、まだ基礎力が身についていません。基礎の問題でも、計算手順を説明できない状態です。これは、類題をやっていない、こなす量が少ないことに原因があります。
ある程度複雑な応用問題も解いてこそ、多角的に見ることができ、基礎を自分のものにできます。応用問題から基礎の足りていない部分を見つけるという勉強法は、強化すべき箇所が明確になって基礎固めに役に立ちます。
④できない問題は参考書に立ち返る
問題集を解いていて、時間がかかって目標時間をクリアできそうにないということもあります。この場合は、基本の概念が理解できていないことが多いです。できそうにない場合は、一旦、基礎レベルを解説している参考書に立ち返って「理解」することに集中しましょう。その方が結果的に早く解けるようになります。
「できる」ようにする勉強法【計算編】を読んだあなたは、ぜひ漢字編も読んでみてくださいね。
大学受験勉強法メディア編集部
具体的には、実際に効果があった勉強法や、受験生のためになる受験に関するお役立ち情報を発信していきます。
大学受験勉強は勉強法が命です。合格を勝ち取る受験生は、結果が出る勉強法で勉強しています。
どれだけいい予備校に通っても、いい参考書を使っても、時間ばかりかかって身に付かない勉強法でやっていては、いつまでたっても結果は出ません。
今すぐ正しい勉強法を身につけて、志望校合格を勝ち取りましょう!
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