数学
2015-12-30

反復練習の極意！数学の勉強法【大学受験勉強】

大学受験勉強における数学の勉強法では、いかに反復練習を重ねるかがポイントです。ここでは、反復練習の極意について紹介します。

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反復練習法！

反復練習をより効果的に且つ効率的に行うためには、回数ごとのやり方を工夫していく必要が有ります。この反復練習を極意を実行していくことによって数学脳を目覚めさせていきます。

反復１回目

反復１回目
１回目は問題を解きません。解説を読んで理解するだけです。書くとしても、解答を写すだけで構いません。ここで注意したいのは、「解かなくても良い」のではなく「解かない」のです。そして、読んだら、◯、△、×の印をつけていきます。
◯・・・完璧に解ける
△・・・理解できて、だいたい解ける
×・・・解説を見れば理解できるが、解けない

数学が苦手だったり嫌いな人は、わからない問題を頑張って解こうとします。そして、時間がかかって進まないから、やる気が出なくなる。苦手意識が出てくる。嫌いになる。この悪循環に陥ってしまいます。１つの問題を時間をかけて解く習慣は、今すぐにやめてください。問題を解くのは、少なくとも×の状態を脱してからです。

反復１回目の目的は、仕分けをすることです。問題と解説を読んで「理解する」にとどめましょう。分からなければ×をつけて飛ばしてしまってください。最初のうちはほとんど×でも気にしないでくださいね。テンポが大切です。１回目は、１問（大問）あたり５〜１０分程度を目安にしてください。

ただし、１日にこなす問題数のノルマは決めて、必ず達成する習慣をつけましょう。この達成する習慣を作ることによって、潜在意識で「数学ができる！」と思い込むことができます。たとえ、問題が解けていない×の状態でもです。これによって、数学の自信がつきます。そして、「数学が得意だ！」という意識に変わってきます。そうやって数学脳が目覚めていくんです。

反復２回目

２回目は、１回目から間を空けずにすぐ取り組んでください。１回やっただけのことは３日も過ぎれば忘れてしまいます。１回目の理解を定着させるために、反復２回目は３日以内にやってください。２回目以降は、以下の①〜⑤の反復方法で行います。
①問題を読む
②解法を口に出して言う
③計算問題はそれぞれ解き始めの数式だけ書く
④グラフや図は大まかに書く（細かい部分は頭の中のイメージだけでよい）
⑤解説を読む

そして、１回目でつけた◯、△、×の印によっても反復方法を変えます。
◯・・・軽く読む
△・・・◯になるまでは①〜⑤を行う
×・・・△になるまでは①〜⑤を行う

２回目でもテンポが大切です。２回目は、１問あたり２〜３分を目安に反復していってください。

反復３、４回目

３回目は、１問あたり１分を目安に反復していってください。
４回目は、１問あたり３０秒程度です。
反復回数が増えるに連れて１問あたりにかける時間を短くしていきましょう。
ここまでは、実際には解かなくても大丈夫です。問題を理解することを最優先にしてください。同じ解説を何度も読み返すことによって、解法パターンを定着させていきましょう。

反復５回目以降

５回目ではじめて実際に紙に書いて解答を作っていきます。◯の問題です。これまでの反復で問題の理解を深めてきていますので、スムーズに解けるはずです。
そして、△の問題は◯になるよう、×の問題は徹底的に問題理解に努めて△になるよう、①〜⑤の反復方法で反復していきましょう。

さらに、◯の問題で紙に書いて完璧に解ける問題は、次回の反復では５〜１０秒で目を通します。この段階までくると、問題文も解説も記憶に残っていますから、「読む」から「見る」という感覚に変わってきます。このとき、条件文とそれに対応する数式をパッと「イメージ」することを意識しましょう。

反復練習の進め方

実際には、以下のようにして反復練習を進めていきます。
１日目：大問６問（問１〜６）
２日目：新しい大問６問（問７〜１２）＋問１〜６の反復
３日目：新しい大問６問（問１３〜１８）＋問１〜１２の反復

これが数学の反復練習の極意です。７回以上反復すると聞くと大変なように聞こえますが、実際にやってみると、理解が早く、結果的に短時間で効率良く反復できることがわかります。この方法であれば、１日に１〜２時間で２週間もあれば１００問程度を７回反復することができます。ぜひこの反復方法を実践して、成績の伸びを実感してください！

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