- 大学受験対策
- 2016-2-9
科目間の優先順位!【大学受験勉強の戦略】
大学受験勉強の戦略として、どの科目を優先して仕上げるかという科目間の優先順位も重要です。ここでは、科目間の優先順位についてお話しします。
科目特性を考慮した優先順位!
志望校の傾向を調べた結果、社会と現代文の配点が同じであることが分かったとします。あなたなら、社会と現代文のどちらを先に仕上げようとしますか? 「得意な方から」「勉強しやすい方から」という基準で選ぶかもしれません。しかし、大学受験勉強では、この問いに答えとその理由があります。
答えは、現代文です。
理由は、現代文は英語以上に「論理的思考力」を養うのに適した科目ですので、現代文の成績をアップすると、他のすべての科目の成績がアップしていくからです。そして、「論理的思考力」を磨くと、文章の一部と全体の関係をつかんで、文脈を正確に把握できるようになります。したがって、大学受験勉強全体を体系的に進めていけるのです。
一方、社会は、1年かけて基礎を学ぶくらいの緩いペースで進め、11月からの残り3ヵ月間で仕上げる計画で考えておきましょう。大学受験勉強の序盤に社会を仕上げてしまうと、覚えた知識を試験まで維持するために膨大な量の復習を必要としてしまいます。内容を把握するために序盤に手をつけておくことは望ましいですが、仕上げてしまってから1年もの長期間記憶を維持するために復習し続ける時間は大学受験勉強のなかではもったいないです。
現代文の次に取り組むべき科目は英語です。英語は、現代文同様にとても論理的な科目であり、英語を勉強することも「論理的思考力」を養うことに大きく貢献します。さらに、英語は、言語ですから、一度使えるようになると忘れにくいという科目特性があるため、復習に多くの時間を取られることがありません。つまり、科目間の優先順位を考える場合、先に現代文や英語を仕上げたほうが効率的です。
大学受験勉強法メディア編集部
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