- 大学受験情報
- 2016-2-6
大学受験情報〜知らなきゃ危ない!!模試の偏差値【大学受験勉強】
大学受験勉強をする受験生にとって、模試は自身の現在の実力をはかる上でとても有効なツールです。ここでは、大学受験情報として、模試の偏差値についてお話しします。
模試の偏差値はあてにならない!?
ほとんどの受験生が、入試までに少なくとも一度は模試を受けると思います。そして、模試の結果で受験生のみなさんが気になるのは、偏差値や志望大学の合格可能判定ですよね。
複数の模試があることは知っている受験生が多いと思いますが、模試によって偏差値が変わってしまうことを知っていますか? 2種類の模試で、同一の問題が出て同じ点数をとったとしても、偏差値には差ができてしまうのです。また、ある大学の合格可能ラインが、模試Aでは偏差値70となっているのに、別の模試Bでは偏差値58となっていたりするのです。
なぜかわかりますか? じつは簡単なことで、模試によって受験者の層が大きく異なるからです。
模試の中でも、もっとも多くの高校生が受験するのが「進研模試」です。団体受験で採用している高校が多く、推薦入試を受ける生徒でも半強制的に受けさせられることもありますね。進研模試を受けるのは、「大学に進学しようと考えている高校生」と言えます。
進研模試は、問題も易しいものが多く、難関大学の判定はうまくできないと言われています。このため、難関大学を狙う受験生を抱えている有名進学校は参加しないところも多いのです。難関大学を狙う優秀な受験生があまり受けないということは、偏差値が高く出やすいということですね。
次に受験者数が多いのは、河合塾の「全統模試」です。あまり難問はありませんが、良問が多いと言われています。全統模試を受けるのは、「一般入試を受けて大学に進学しようと考えている高校生」が中心と言えます。偏差値は、だいたい進研模試より10ポイントほど低く出ます。
有名進学校の生徒が団体受験するのは、「駿台全国模試」のようなハイレベル模試です。難関大学を狙う受験生が受験者の多数を占めているため、進研模試とは反対に中堅以下の大学の判定はうまくできないと言われています。偏差値は、全統模試などよりさらに5ポイントほど低く出ます。
「駿台全国模試」に並ぶハイレベルな模試としては、「代ゼミトップレベル模試」や、おもに一貫校向けの「Z会プレステージ」が挙げられます。もっとも、これらのハイレベル模試は、理系を意識した出題が多くなっています。
模試は、自身の現在の学力を知るために、ぜひ受けておくべきです。ただし、志望大学のレベルに合った模試を受験し、結果として出た偏差値や合格可能判定は、上記のことを把握した上で参考程度に考えておきましょう。
大学受験勉強法メディア編集部
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