- 大学受験情報
- 2015-12-13
大学受験情報〜競争率!【大学受験勉強】
大学受験勉強をする上で、あなたの志望校の大学受験データを知ることが大切です。ここでは、その中でも競争率について紹介します。
大学受験の競争率!
国公立大学の競争率(倍率)が有名な私立大学に比べて軒並み低いことをご存知ですか?データで見ると、国公立大学の倍率は、文系で4倍前後、理系で2倍前後です。一方、難関私立大学の倍率は、文系で8倍前後、理系で4倍前後なんです。
意外ですよね?国公立大学なんだからもっと狭き門なんじゃないの?そう感じたあなたの感覚は正しいです。数字を鵜呑みにして油断しないで欲しいんです。ここには数字のマジックが隠されています。この数字マジックに騙されてはいけません。
実は、国公立大学の潜在倍率は30倍前後と言われます。進学校の志望校調査では、90%の学生が国公立を志望しています。この中で、最終的に旧帝大クラスの難関国公立に合格するのは、クラスで2、3人くらいです(例外の超進学校もありますが)。地元の人気国公立にも、2、3人合格したら多い方です。
データ上の倍率と潜在倍率の差は、センター試験での失敗により生まれます。つまり、国公立大学を目指していたものの、センター試験で国公立大学に届かない点数を取ってしまい、二次試験自体諦めざるを得ない状況になるのです。
確かに倍率はデータ通りですが、この数値は、そもそも国公立大学を目指す学生の一部がセンター試験でふるいにかけられた後のものということですね。これが数字のマジックです。ということは、二次試験に出願している人は、ボーダーライン以上かその付近の点数を獲得しているセンター試験の勝ち組です。国公立大学の二次試験に出願できるレベルの実力者揃いの中での4倍前後の倍率は、相当高い数値であることを意識してくださいね。
競争率から見えてくること
潜在倍率(競争率)を意識すると、国公立大学の二次試験自体にたどり着くために、センター試験で1点でも多く点数を取らないといけませんね。国公立大学の二次試験や難関大学の一般試験に比べると比較的易しいイメージのセンター試験ですが、甘く見ていては足元をすくわれます。直前の対策でなんとかなるほど甘いものではありません。
特に、英数国は直前の付け焼き刃の対策では限界がありますから、夏休みの末までにはセンター試験対策のメドを立てておきましょう。秋からの追い込みで間に合わず、志望校変更なんてことにもなりかねません。大学受験勉強において、時間的な余裕なんてありませんよ。日一刻とタイムリミットが迫ってきていることを意識してください!
また、あなたが通っている高校から、国公立大学に毎年どのくらいの人数が現役で合格しているのかも、大学別にチェックしてみてくださいね。あまりの少なさにびっくりして、気が引き締まるはずです。ちなみに、合格者数には、推薦や浪人生の数も含まれてますから注意してください。
私立大学の場合は一学部につき合格して1人です。そこにも推薦や浪人生が含まれてます。特殊な例だと、一人で同じ大学に複数回合格しているなんてこともあります。
表面的な数字を見て、危機感を持つのは良いことですが、絶対に甘く見ないでくださいね!数字の背景も見通せる思考力もつけていきたいですね。
大学受験勉強法メディア編集部
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