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- 2016-3-1
勉強と食事の関係!⑦【大学受験勉強】
大学受験勉強において体調管理は必須です。そして、体調管理において食事は重要なポイントです。ここでは、勉強と食事の関係について紹介します。
集中力がアップする4つの食べ物
よく「○○○を食べれば頭が良くなる」「×××を摂り入れると記憶力がアップする」などと巷で言われるほど、食べ物と頭の良さは密接に関係しています。また「勉強の集中を妨げてしまう3つの栄養素」でも紹介しているように、食べるものによっては集中力が低下してしまうものもあります。
このように、食べ物によって勉強の集中力は大きく変わってきます。ですので、普段から集中力が高まる食べ物を積極的に摂取することで、自然と勉強に対する集中力がアップしていきます。
では具体的にどういった食べ物が集中力をアップさせてくれるのか?一般的に言われているのが次の4つです。
大豆食品
カフェイン
水
ブドウ糖
ではこれらの食べ物が集中力にどう関係するのか・・・1つずつ解説していきます。
大豆食品【脳の疲労回復】
大豆は豆類の中でもタンパク質の含有量が多く、しかもアミノ酸の組み合わせが動物タンパク質に似ていることから「畑の肉」と言われています。また大豆にはビタミンB2が多く含まれており、エネルギー代謝を盛んにしてくれる作用があるため、疲労回復やスタミナ増強につながります。
さらに大豆は「ブレイン・フード」といわれており、脳の中で情報を伝達する物質に変化して、学習能力・記憶力・集中力などを高めてくれる代表的な食品です。
集中力を高めるには、「レシチン」を摂取することが大切です。レシチンは、人間の体の細胞にも含まれており、脳の働きをサポートしたり、神経を修復するはたらきがあります。
大豆食品はこの集中力を高めるレシチンを多く含んでいます。またビタミンEも多いので、レシチンとの相乗効果も期待できます。
食べ物から摂ったレシチンは、脳の中でアセチルコリンという神経伝達物質に変化し、細胞どうしの情報伝達をスムーズにします。これによって記憶力や集中力が高まるのです。
また大豆食品以外にも、ピーナッツ、レバー、卵黄、ごま油、小魚などにもレシチンは多く含まれています。大豆食品は和食の中で多く使われているものなので、脳の疲労回復をしつつ集中力を高めるために積極的に摂るようにしましょう。
カフェイン【一時的に集中力アップ】
勉強中の眠気を取ったりする時、コーヒーを飲む人が多いと思いますが、そもそもなぜコーヒーがいいのか?それはコーヒーに含まれているカフェインに秘密があるからです。
コーヒーに豊富に含まれているカフェインは、脳を覚醒させるのにとても有効で、ドーパミンやノルアドレナリンの分泌を促進してくれます。他にも利尿作用だったり、偏頭痛緩和、脂肪の分解を促進するリパーゼの活性化など、集中力アップ以外の効果も期待できます。
コーヒー以外にもカフェインが含まれている食べ物はたくさんあります。お茶や紅茶、さらにはチョコレートといったものにもカフェインは含まれているので、自分の好きな食べ物でカフェインを摂取し、集中力を高めていきましょう。
ただし、カフェインを大量に摂取すると血圧を上昇させたり、胃液の分泌が促進され、胃痛を引き起こすことになりますので、注意してください。さらに1日500mg以上カフェインを摂取すると神経過敏・興奮・睡眠障害・顔面紅潮・嘔吐といった“急性中毒症”になるリスクもあります。
また利尿効果もあることから、コーヒーばかり飲みすぎると水分が不足しがちになってしまいます。そうならないためにもコーヒーの飲みすぎには注意してください。
おすすめなのはチョコレートでカフェインを摂取すること。チョコレートにはカフェインに加えて糖質も含まれているため、効率よく集中力を上げることができます。
水【体内の毒素を排出】
集中力を上げる食べ物として意外と見落とされがちなのが『水』です。水は人の約60%を構成する物質で、生きていくうえで欠かせないものの1つです。
摂取された水は体内で尿となり、毒素を排出する作用があります。そのため、水を定期的に摂って体内の毒素を排出することが重要なのです。
またイースト・ロンドン大学とウェストミンスター大学の研究者達の研究によって、知的作業をする前に水を飲むと、飲まない時と比べて反応時間が14%速くなることが明らかになりました。つまり、水を飲むことによって脳の働きを高める効果もあるのです。
ただし、いくら水が必要だからといって大量に飲むのは危険です。特に冷え性の人が水の飲みすぎると体の代謝能力が低いため、体を冷やしてしまうリスクがあります。
飲み方としては、勉強する前に1杯飲み、あとは飲みたくなったらその都度意識して飲むのがポイント。この時、胃に負担をかけないためになるべく常温の水のほうがおすすめです。
これ以外にも水を飲むことによって満腹感が満たされるため、ダイエット効果もあります。脳の80%は水であり、この水を常にキレイにすることが勉強の集中力アップにつながるので、適度に飲んで体内の水を清潔に保ちましょう。
ブドウ糖【脳を動かすエネルギー源】
ブドウ糖は脳を動かす唯一のエネルギー源としており、安静時でも1日120g消費しています。このブドウ糖が足りなくなると思考力や記憶力が落ちるため、普段の食事から積極的に摂取する必要があります。
勉強の合間にブドウ糖を摂取したいのであればラムネがおすすめです。ラムネの多くは原材料がブドウ糖を使用していますし、簡単に食べることができます。
特に甘いものが食べたくなったりとか、イライラしだしたりすると、それは脳がブドウ糖を欲しているサインです。ブドウ糖が不足すると脱力感や記憶力の低下、さらには体温が上がりにくくなってしまうのでこまめに摂るようにしましょう。
普段の生活からブドウ糖を摂取するなら果物が最適です。果物にはブドウ糖の他に果糖と呼ばれる糖類も含まれているため、脳の集中力の回復や維持にはもってこいです。
摂り方については「記憶力アップのために心掛けるべき正しい食べ物の摂り方」でも紹介しているように、朝食で摂るのがおすすめ。効率よくブドウ糖を摂取するためにも日頃の食生活から改善していきましょう。
大学受験勉強法メディア編集部
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