- 準備
- 2016-2-12
予備知識〜入試で求められるのは?⑥【大学受験勉強の準備】
入試問題は、大学、学部によってさまざまで、時代の流れの中で変化してきています。しかし、共通して求められるものもあります。ここでは、大学受験勉強の準備、予備知識として、入試で求められるものについてお話します。
高い読解力!
昔は、大学入試の英語といえば、難解な文章を和訳させるという問題が中心でした。現在では、全体として処理速度重視の傾向が強くなっているとはいえ、英語や国語で難解な文章を出題して、それを読んで意味が理解できているかどうかを問う大学や学部は今でもあります。たとえば、京都大学では、昔から変わらずに英語で難解な文章の和訳、英訳を出題し続けているというのは、有名な話ですね。
また、私立大学でも、法学部や文学部では、英語、国語ともに比較的余裕を持った時間制限で難解な文章を読ませるところが多くなっています。難解な文章問題を出題することで有名なのは、慶應義塾大学文学部の英語です。客観タイプの問題も一部出題されますが、京大のような和訳と英訳が中心で、超長文と言われる一般的な長文の2倍程度の長文読解問題が出題されます。この大問一題で120分と時間はたっぷりあります。
もっとも、読解量が多く、読みこなすために必要な単語のレベルが上がりますし、文の構造も複雑になります。辞書を持ち込んでもいいという特殊な条件ですが、語彙力や構文把握力、英文法の力がないと、付け焼き刃の知識では通用しません。文章の話題も抽象的でわかりにくいものが多く、対策ができていなければ、英語や古文だけでなく、現代文でも理解がかなり困難です。センター試験レベルの英語や、一般的な長文読解問題を解いていてもなかなか通用するものではありません。
東大や早稲田大学商学部の英語はより処理速度を向上させる対策が求められる一方、難解な長文読解では、高い読解力が求められ、これに特化した対策が必要になります。しかし、抽象的なテーマの文章を読む練習も、そのために必要な語彙の習得も、最近は軽視されがちです。大学や学部にもよりますが、求められる力をしっかりと把握して、しっかりと対策をしていく必要があります。
大学受験勉強法メディア編集部
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