- 準備
- 2016-2-13
予備知識〜入試で求められるのは?⑧【大学受験勉強の準備】
入試問題は、大学、学部によってさまざまで、時代の流れの中で変化してきています。しかし、共通して求められるものもあります。ここでは、大学受験勉強の準備、予備知識として、入試で求められるものについてお話します。
記述問題で問われる力!
国公立大学の二次試験や、一部を除く難関私立大学の一般入試では、記述問題が出題されます。難関国公立大学の場合は、記述、論述問題が出題される問題の中心です。また、私立大学の中でも、記述、論述問題が出題される大学や学部では、差がつきやすい重要な問題であることは言うまでもありませんね。
では、記述問題で問われる力とはどういうものでしょうか?まず、文字を正確にていねいに書けているか、日本語として正しい文章が書けているかが問われます。たとえば、東大などの国語では、採点者が読んで意味がよくわからない答案は、ばっさり切り捨てて0点にされている可能性もあります。このように日本語の文章として正しい答案を書ける能力は、ある種のコミュニケーション能力といえます。
もっとも、日常生活でのコミュニケーションとは異なり、問題で問われている内容について、指示に従って、正しい文章で答えなければいけません。日常会話やSNSにおけるやりとりでは、受け答えが相手の意図する話題に対して完全に即していることは、むしろ少ないくらいです。制約なく自由に発言できるため、脱線したり、飛躍したり、一方的な自身の意見を言ったり、話題のすり替えをしたりということが頻繁におこりますね。
しかしながら、入試の記述答案ではそうはいきません。「筆者は、ヨーロッパ諸国におけるシリア難民の受け入れについて何が問題だと言っているのか説明せよ」という設問に対して、「年民の受け入れは面倒だから」とか「宗教が違うからしょうがない」などと答えていては、得点できないのは当たり前と思いますよね。ところが、多くの受験生はその当たり前のことができていません。
話題のずれた答案は、設問を読み取る読解力が欠けているか、指示を読もうとすらしていないと見られ、非常に印象が悪いのです。設問の指示や本文の内容に忠実に答えるという素直さが求められているともいえますし、かみ合った議論ができるという意味でのコミュニケーション能力が問われているともいえます。最近、設問で書くべき内容をていねいに細かく示してくれている問題が増えているのも、指示を無視した答案が多いことが原因と考えられます。
当たり前のことができない受験生が多いということは、チャンスであるということです。設問の内容について指示に従って忠実に答えることを意思し、読解力を鍛える練習を怠らないようにしましょう。
大学受験勉強法メディア編集部
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