- 英語
- 2016-2-2
予備知識〜英語の基礎に集中しすぎない!【大学受験勉強の準備】
英語の大学受験勉強では、まず単語と文法などの基礎を徹底的にやり尽くすことがスタートだと考えていませんか? ここでは、大学受験勉強の準備の予備知識として、英語の基礎についてお話しします。
単語と文法に集中しすぎない!
英語では、はじめに単語と文法知識を徹底的にやり尽くすというのが、昔の受験では王道でした。分厚い単語帳と文法書がバイブルのように扱われていましたが、これは、より深い単語の知識や細かい文法規則の知識が問われる問題が多かったからです。
ところが、現在の大学入試ででは、主に長文の内容把握や会話、リスニングといった英語の能力が重要視されています。そのため、熟語や語法などの知識が重要視される傾向にあり、これらの対策が必要になっています。反対に、文法規則の細かな知識は、ごく一部の大学の文系学科を除けば、ほとんど得点になりません。
いわゆるMARCH(マーチ:明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)レベル以上の大学では、まず、知識から判断する知識問題に見えて、実は文章の意味から正解を判断するという問題が多くなっています。長文読解問題のなかに組み込まれた単語や、文法知識から判断するとひっかかるような内容把握問題もその典型ですね。これらの問題で得点するためには、普段から読解中心の学習で、意味から判断する練習を重ねておくことが大切です。
もちろん、まずは単語や文法の基礎学習からスタートします。しかし、単語と文法を徹底的にやり尽くすのではなく、あくまでもこれは、長文を読むために必要な基礎知識を覚えるための勉強です。まずは、中学校レベル〜高校1年レベルの単語と文法をやってから、長文読解の練習をスタートさせましょう。いきなり長文問題からやり始めても、基本的な単語や文法の知識がないのでは、長文を読んでも意味がとれませんからね。
そして、長文読解の練習をしながら英文の中で単語を覚えていきます。たとえば、長文を読みながら覚えていく教材としては、『速読英単語 (1)必修編 [改訂第6版]』(風早寛、Z会)などがあります。序盤の単語と文法の基礎学習を終えたらチャレンジしてみてくださいね。
大学受験勉強法メディア編集部
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