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  4. 国公立二次試験の現代文で抑えるポイント①
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国公立二次試験の現代文で抑えるポイント①

国公立二次試験の現代文で抑えるポイント①

ここでは、国公立二次試験の現代文で抑えるべきポイントについてお話します。


ここを抑える!

国公立大学の二次試験の国語で出題される問題は現代文(論説文・小説)と古典(古文・漢文)に大別されます。大学ごとによって、問題構成は異なり、現代文も古典も両方出題される学校もあれば、片方しか出題されない学校もあります。センター試験や多くの私立大学と異なり、国公立大学の現代文は大半の問題が記述形式の問題となっています。記号問題であれば正誤が明確ですが、国公立大学の記述形式の問題では、問題集等で演習が難しいといえます。以上の理由等から、多くの受験生は対策方法が明確にならず四苦八苦しています。そこで、今回は、国公立大学の入試問題の概要から対策まで紹介します。

国公立大学の入試国語対策、特に現代文対策と一口に言っても、様々な種類の文章があり、どこから手を付けたらいいのかわからないと思います。とは言っても、どんな問題でも傾向があるように、国公立大学でも出題されやすいテーマというものがあります。そのテーマは“二元論”というもので、このテーマについて書かれた文章が国公立大学の入試現代文では頻出となっています。ここで、簡単に二元論について説明したいと思います。二元論とは、物事を相対立する二つの原理または要素に基づいてとらえる立場と定義されます。具体例としては、神話や宇宙論における光と闇、陰と陽、哲学における善と悪などが挙げられます。つまり、この概念は2つの事象を比較するものになりますので、文章のテーマに2つの対比構造を発見し、二元論が組み込まれていると、2つの事象その論理関係を追うことが攻略の鍵に必要になります。このテーマを好んで入試問題として出題される理由の一つには、文章を論理的に読める力があるかを問う目的があります。さらに、その出題形式を記述形式にすることで、まとめる力や論理的文章を構成する力があるかを問うこともできます。以上の理由から、二元論をテーマとした問題がよく出題されます。よって、あらかじめ対比の発見と追跡二元論を意識理解しておくことで、本番の試験で問題をより速く理解する手助けになりますので、二元論を理解できるようにしましょう。

前述したとおり、国公立大学の2次試験は記述形式の問題が大半となります。この記述問題形式と記号問題形式で大きく異なる点は、自分で文章を考え構築し、論理性を持った文章であることに加え、問題出題者の意図に沿った解答内容を伝えるという点です。記号問題ですと、解答文が間違っているかどうか、消去法で解答することも可能です。しかし、記述問題の場合は、自分の力で文章を組み立てることから解答が始まります。たとえ、解答内容が正しいとしても、それが自然な文章が成立しない場合、得点はあまり得られません。よって、記述形式の問題は基本的な語彙力・文章構成力・読解力など、総合的な国語力が求められます。


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大学受験勉強法メディア編集部

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