- 現代文
- 2016-2-17
現代文の分からない問題に挑む!【評論・小説の解法】
文系科目で分からない問題にあたったとき、あなたはどうしますか? ここでは、現代文の分からない問題にであったときの評論や小説の解法について紹介します。
評論は話題を把握する!
説明文や評論を読むときには、まず「何についての文章なのか」を把握することが重要です。ただし、評論の文章全体を読んでも難しくて、何についての文章なのか把握できないこともあります。その場合は、段落ごとに何について述べているのかという「話題」を確認し、把握します。
そして、評論の「話題」を把握できたら、それを根拠に選択肢の中から答えを選びます。より具体的には、選択肢それぞれの「話題」、あるいは選択肢を分割した部分の「話題」をはっきりさせ、本文と選択肢の「話題」の一致点や矛盾点を探すことによって、正答を選ぶことができます。
抜き出し問題の場合は、まず抜き出すべき文章の「話題」を把握します。話題を確定できたら、その話題が主語になっている部分を探していきます。これは、評論の記述問題でもほぼ同様で、記述に使える部分を探し、その部分を設問の求める形に加工するというのが基本的な解答の作り方です。
小説は場面を把握する!
物語や小説を読むときには、まず「いつ」「どこで」「誰が」「何をしたか」という場面を把握することが重要です。これらすべての要素が小説の文章中に明記されているとは限りませんし、文章中で場面の移り変わりというものもあります。それでも、小説の全体的な場面を把握することができます。
また、小説の文章全体の場面を把握することが難しい場合でも、段落ごとに場面を把握していくことができます。とくに、場面が移り変わって、明らかに場面がいいくつかに分かれる場合には、それぞれの段落での場面を把握することが重要になります。たとえば、回想シーンが含まれるような物語や小説の場合、明らかに場面が変わります。この場面の切り替わりがどこからどこまでなのかのかを正確に把握できていないと、設問に答えるときに改めて全文を読み返すことになりますから、最初に前文を読む際に、場面の切り替わりを把握しておく必要があります。
さらに、設問についても、どの場面のことを問われているのか把握する必要があります。つまり、その設問では、小説の中の「いつのことを問われているのか」「誰のことを問われているのか」といった場面の把握が必要になります。そして、設問で問われている場面を把握することができたら、それを根拠に本文の場面と照らし合わせて、一致点と矛盾点を探し、正答を選択します。
小説や物語の問題では、傍線部やその直前、直後だけを見て設問に解答する受験生が多いのですが、そのような受験生を引っ掛けるための出題者のワナが潜んでいることもありますから、傍線部を含む段落の場面全体から判断する必要があります。実は、このような引っ掛け問題では、正答率が低い傾向にあるため、場面から客観的に考える練習をしておくと、他の受験生に差をつけるポイントになります。
また、小説や物語に関する記述問題では、独自のルールがあります。たとえば、登場人物の感情を問われる問題でも、そのときの一時の感情だけではなく、その感情に至る経緯をこたえなければならないこともあります。こういった問題でも、小説の各場面を把握できていれば、その場面を解答の重要な要素として使うことができるのです。つまり、そのときの感情を中心に、その感情になるまでの経緯を場面を根拠として使って答えていけば、解答を作ることができます。もちろん、小説や物語では登場人物の「心情」に重点が置かれた設問が多いのですが、その心情の背景には前提としての「場面」があるのです。
大学受験勉強法メディア編集部
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