- 数学
- 2016-2-19
セルフティーチング②【数学 解法パターン編】
受験生のみなさんにぜひ実践して欲しい勉強法として、セルフティーチングという勉強法があります。ここでは、数学の解法パターンを学習する際のセルフティーチングについて紹介します。
数学の解法を説明する!
数学の大学受験勉強において、解法パターンを覚えることは非常に有効な勉強法です。ただし、勘違いしてはいけないのが、模範解答をまるまる覚えることが大切なのではなく、あくまでも「解法パターン」つまり答えにたどり着くまでの手順のパターンを覚えることが大切なのです。じつは、数学を得意とする受験生は、問題集や過去問集の解説を見て、自然と答えにたどり着くまでのパターンを見抜いて、他の問題を解くときに使いこなしているのです。
解法パターンを覚えるのに有効な方法は、解法の手順を言語化するということです。つまり、「~を求めるためには~の公式を使うから~が分かっていなければならない。だから~という条件と~という条件を使って~を導き出して・・・」というように、手順を言いながら解答を見ていくのです。そして、自身で問題を解くときも、手順を言いながら解答を作っていきます。学校や予備校で先生や講師が行っている問題の解説がまさにそれです。
また、解法パターンを覚えるためには、大量の問題にあたって、大量の手順に触れることが重要です。大量の問題の解説を読み、言語化して再現する練習をするのが数学をできるようにする近道です。さらに、大量の問題にあたって得た解法パターンを何度も何度も繰り返し再現して、使える知識にしていきます。何度も言いますが、使える知識というのは、潜在意識まで落とし込んで瞬時にすらすらといえるものです。
解法を説明する勉強法のメリットは、何よりも短時間で多くの問題に何度もあたることができるというところです。解答全体を作るのには時間がかかりますから、繰り返すのにも限度があります。しかしながら、セルフティーチングなら、グラフや図形、ポイントとなる式を書く必要はあるものの、計算を飛ばして手順を再現していくため、解答全体を作るよりはるかに短時間で一問を終えることができます。もっとも、計算練習はおろそかにしないでくださいね。
大学受験勉強法メディア編集部
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