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暗記のカギは回数×頻度!

暗記は回数×頻度!【大学受験勉強法】

暗記の正しい方法を実践していますか?暗記のカギは回数と頻度です! ここでは、効率的な暗記の方法について紹介します。


回数×頻度で暗記を固める!

回数×頻度で暗記を固める!大学受験勉強のほとんどは、現代文や小論文、英語のスピーキングなどを除けば、「暗記」の勉強がベースです。英単語や社会の用語などはイメージしやすいと思いますが、数学や理科の計算問題も解法パターンを暗記することで攻略できます。つまり、大学受験勉強の序盤で、効率の良い暗記の方法を習得しておくことで、今後の大学受験勉強をスムーズに進めることができますね。

「暗記」には、2つの段階があります。「覚える」という段階と「繰り返す」という段階です。「覚える」段階とは、英単語だったら意味を言える、社会だったら用語の意味を言える、数学なら解法パターンを使って問題を解けるといった、言い換えれば「理解」の段階です。これは、ほとんどの受験生がやっていることです。そして、覚えたものは、少なくともその日のうちは覚えているはずです。

ちなみに、この「覚える」という段階は、「暗記」ではなく、理解したにすぎません。「暗記」とは、理解した知識を脳に定着させ、いつでも引き出せるようにすることです。つまり、「暗記」には、覚えたことを「繰り返す」段階が必要なのです。そして、「繰り返す」段階では、回数頻度が最も重要であり、覚えた内容を「どれだけ」「どのタイミングで」繰り返すかで成績の伸びが変わってきます。

記憶と忘却の話をするときに外せないのが、心理学者ヘルマン・エビングハウスの「忘却曲線」です。聞いたことがある受験生も多いとおもいます。覚えてから経過した時間における記憶の忘却、保持の割合は以下のとおりです。

20分後:42%忘却、58%保持
1時間後:56%忘却、44%保持
1日後 :74%忘却、26%保持
1週間後;77%忘却、23%保持
1ヶ月後:79%忘却、21%保持

これは、記憶力がいいと言われる人でも記憶力が悪いという人でも、それほど変わりません。もともとの能力の違いはないのに記憶力がいい人と悪い人がいるのは、正しい方法でやっているかどうかの違いが大きいのです。

上記のように、いくらその日に勉強して覚えたと言っても、1日後には3割以下、1ヵ月後には2割程度しか覚えていないのです。せっかくやったのに非常にもったいないですね。記憶を定着させるためには、回数頻度を考慮した反復練習が必須です。そして、反復練習して定着させた記憶は、長い期間忘れることがありません。

といっても、反復はただやみくもにやっても効率的に記憶を定着させることはできません。回数と頻度、「いつやるか」を意識することが大切です。ぶっ続けで何度もやるより、時間をあけて反復する方が効果が高いのですが、いきなり長い期間をあけてしまうと忘れてしまいますので、反復回数を重ねるにつれて徐々に頻度を少なくしていくといいでしょう。たとえば、以下の回数と頻度で反復練習を行っていきましょう。

1回目;新しい内容を覚えてから1日後
2回目:2日後
3回目;4日後
4回目;1週間後
5回目;2週間後
6回目:1ヵ月後
7回目:3ヵ月後

反復回数を重ねていくと、忘れる速度が徐々に緩やかになってきます。また、反復練習 をするときは、一度覚えてしまったものを対象にしていますから、だらだらと時間をかけずにテンポ良く進めていきましょう。一度忘れて覚え直す時間を考えれば、正しい頻度で反復する方がトータルの勉強時間は少なくて済むはずです。


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大学受験勉強法メディア編集部

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