- やる気
- 2016-1-31
2割の知識で征する!大学受験勉強のやる気アップ
大学受験勉強の勉強バランスは、はじめたばかりなら既知の知識2割、未知の知識8割がベストです。ここでは、2割の既知の知識に焦点を当てて、大学受験勉強のやる気アップについてお話します。
「既知の知識」2割が大切!
ある参考書を手にとって大学受験勉強を始めるとき、なかなか先に進まないという原因の大半は、参考書のレベルが高すぎるというより、この参考書を使う受験生の「既知の知識」と「未知の知識」のバランスが取れていないことにあります。つまり、この参考書の勉強がなかなか先に進まないと悩む受験生の多くは、「既知の知識」が2割に達していないことが多いのです。
「既知の知識」が2割に達していないと、調べることが多くなってしまいます。すると、調べることに時間がかかってしまって、考え抜く前に集中力が切れてやる気がなくなってしまうのです。その結果、本来参考書で身に着けるべき「未知の知識」をやりきることができません。
もちろん、行動力が高く、調べることが苦痛ではない人は、調べることが多くなってもかまいません。しかしながら、大学受験勉強に限らず、勉強は一般的に調べることが少ないのほうが継続しやすいのです。つまり、参考書の勉強がなかなか先に進まない場合は、「既知の知識」を2割以上に上げてから再度取り組むか、「既知の知識」が2割に達している参考書を選ぶ必要がありますね。
「既知の知識」2割がどのくらいかイメージしづらいかもしれませんから、例を挙げます。
たとえば、英単語の場合、中学1年~高校1年までのレベルをしっかり勉強していれば、それだけで約1000~1500語の英単語がアウトプットできるようになります。実は、この約1000~1500語は、大学受験に絶対に必要な英単語の約2割に該当しているのです。そして、この2割の英単語が確実に押さえられていれば、調べるときもそれほど時間がかかりません。2割の英単語があるからこそ、未知の英単語8割にチャレンジするやる気ができるのです。
また、現代文の場合、「既知の知識」2割に相当するのは「概念」です。概念とは、「抽象とは何か」「具象とは何か」「演繹(えんえき)とは何か」を理解することです。「しかし」「したがって」「たとえば」といった接続詞が、どのような働きをしているのか?、文章の構成からどのような事実をあぶりだせるのか?を考えながら取り組むことができれば、「未知の知識」8割にチャレンジするときにやる気を持続させてスムーズに勉強を進められます。
大学受験勉強法メディア編集部
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