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予備知識〜入試で求められるのは?⑤【大学受験勉強の準備】

予備知識〜入試で求められるのは?⑤【大学受験勉強の準備】

入試問題は、大学、学部によってさまざまで、時代の流れの中で変化してきています。しかし、共通して求められるものもあります。ここでは、大学受験勉強の準備、予備知識として、入試で求められるものについてお話します。


求められる処理速度!

求められる処理速度!センター試験では、時間内に大量の問題を解く処理速度が要求されています。たとえば、英語では、限られた時間内に多くの文章を読む速読力や、設問に対して即座に答える能力が必要です。また、数学では、基本的な分析やこなさなければならない計算の量が非常に多くなっており、文系だと東大などの難関大学に合格するレベルの受験生で苦戦するほどです。

東大の英語や数学では速読力や計算力が重視されますし、私立大学の中でも経済学部や商学部では相当な処理速度を要求する大学が増えています。

たとえば、センター試験の数学は、解き方の誘導が記載されている特殊な形式ですが、問題自体は国公立大学の二次試験と同様で、与えられた条件文の分析と何段階かの計算が必要な応用問題です。大問の数は4つで、第1問や第2問は2つの別々な問題に分かれていることもあります。
これらの問題を解くのに与えられた試験時間は1時間です。単純計算で、1題あたり10分程度で解かなければなりせん。

また、早稲田大学商学部の英語は、すべて長文読解問題であり、文法などの知識を問うだけの大問はありません。会話問題1題を含むほか、標準かやや長い程度の長文問題が4題あり、これらの問題を解くのに与えられた試験時間は90分。大問ごとの設問の数もかなり多いので、相当早い処理速度が求められています。
会話問題を10分で解いたとしても、それぞれの長文問題にかけられる時間は20分までです。少なくとも全問解答していなければ合格は難しいので、1つの大問あたり20分という時間が、大学が求めている処理速度といえますね。
高校や予備校の授業のように1題あたり30分もかけていては、まったく手のつけられない大問が出てしまいます。つまり、授業のペースよりはるかに早いスピードで解答する練習をしなければいけないことは明白です。


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大学受験勉強法メディア編集部

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