- 準備
- 2016-2-12
予備知識〜入試で求められるのは?④【大学受験勉強の準備】
入試問題は、大学、学部によってさまざまで、時代の流れの中で変化してきています。しかし、共通して求められるものもあります。ここでは、大学受験勉強の準備、予備知識として、入試で求められるものについてお話します。
細かい知識は問われているのか?
近年、重箱の隅をつつくような細かい知識問題は減少傾向にあります。以前は、上智大学や早稲田大学社会科学部、立命館大学の一部の方式など、全問マークシート型の私立大学では、教科書どころか非常にくわしい参考書にさえ載っていないような細かい知識を問う出題がよく見られました。たしかに、そういった知識問題で得点することができれば、ほかの受験生に差をつけることができるかもしれませんが、最近はこれらの大学でもこのような出題は減少傾向にあります。
出題の可能性が残っているとはいえ、ここまでのレベルまで学習することが求められているわけではありません。たとえ用語事典にしか載っていないレベルの知識問題を落としたとしても、一般的な参考書程度のレベルまでの知識問題で確実に得点すれば、十分合格ラインに到達できます。社会が非常に難しい早稲田大学社会科学部では、社会だけ見れば5割程度しか得点できなくても、国語や英語で高得点をとって合格したという受験生が多数派と言っていいくらいです。
もちろん、教科書レベルよりは数段上の知識が求められるので、参考書や問題集でしっかりと対策しておくことは必須です。しかし、細かい知識も問われるからといって、用語事典を覚えるような学習が要求されているわけではないのです。
分析力!
中堅の日東駒専以下の難易度の大学入試であれば、「教科書レベルの知識」以外のことはほとんど問われません。教科書レベルの問題集をしっかりとやりこめば、それだけでも合格は可能です。一方、難関大学の入試ではさまざまな形の学力が要求されています。
特に重要なのが、問題文や選択肢を「分析」する力です。選択肢をいくつかの部分に分けて、それぞれ本文の記述に合致しているか調べるという「分析」の作業がこのとき行われています。数学でも、一度問題文を読んだだけでは理解しにくい問題が出題されることが多くなっています。一方、条件文の分析の段階さえクリアしてしまえば、ひらめきや特殊な解き方の知識が要求されることはほどんどありません。問題を解くのに必要な公式や解法知識の量は減少傾向にあり、分析力の比重が高まってきているともいえます。つまり、問題を分析することができれば、解法自体は比較的易しくなっているのです。
大学受験勉強法メディア編集部
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