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  4. 国公立二次試験の現代文で抑えるポイント②
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国公立二次試験の現代文で抑えるポイント②

国公立二次試験の現代文で抑えるポイント②

ここでは、国公立二次試験の現代文で抑えるべきポイントについてお話します。


記述試験で抑えるポイント!

記述形式を解く際に必要となる力は、読解力と表現力です。前者は、センター試験等の記号形式の問題でも問われるもので、入試現代文では基礎的な能力となります。一方、後者は記号形式の問題では求められない力ですが、記述形式の問題では鍵となる力です。この表現力を養う上で、語彙力と文章構成力の2つが重要になりますので、対策が必要です。語彙力も文章構成も力、どちらも短期間で身に付くことは難しい能力です。いずれも継続的な努力により身に付く力ですので、余裕を持って問題集等を始めると良いでしょう。

前章で記述形式の問題対策として、語彙力と文章構成力の対策が必要と述べました。しかし、いくら問題集を解いても点数が上がらない、それ以前に何も文章が書けないなどという悩みを持つ方がいると思います。そこで、そんな記述問題が苦手な方におすすめなのは、学校の先生や予備校講師などに自分の解答を採点してもらうという方法です。入試の採点は大学側の入試問題関係者、つまり第三者が行うので、自分で作成した答えを自分で答え合わせして終わるだけでは効果が低いです。一方、第三者に採点してもらえば、自分の簡単な漢字ミスから、論理展開の間違いまで、様々な指摘を受けることができます。その結果、語彙力や文章構成力をつけることができるようになり、より正解に近い解答を作成できるようになります。

前章で、自分の解答を先生など第三者に見せて添削してもらうことで、表現力を養うことができると言いました。しかし、実際問題として、全ての記述問題を先生に見てもらうというのは難しいという方が大半でしょう。きちんと採点するには、問題文を読んでコメントを書き入れることが必要です。それほど時間が割ける先生がいれば別ですが、たいていの場合物理的に不可能なことが多いです。そこで、おすすめは受験サプリトップ&ハイ現代文や細かく解説が書いてある問題集や参考書を使用することです。受験サプリの現代文の場合、解答作成までのプロセスを講師がきちんと解説します。そのような解説を読めば、第三者のような添削はできないまでも、多少の添削は可能になります。さらに、その問題集を何度も繰り返しやることで、問題の解き方やとらえ方を自分のものにすることが大切になります。このように、詳細な解説のある参考書を何度も繰り返しやることで、国公立大学の入試現代文に必要な記述力が身に付くことでしょう。

前章でも少し触れましたが、解答と解説を比べ、自分の読解力をチェックすることが記述対策では重要となります。しかし、解説と解答の文言が正しいかだけかを見てはいけません。解答の論理展開と解説のそれは正しいのか、解説で省略をしていない部分を省略していたら、それは省略していいのかなど、解答に至るまでのプロセスや考え方をチェックする必要があります。もしそのチェックが自分で出来ないようであれば、学校の先生などに相談してみるのが良いでしょう。先生たちは普段、ある一定の基準をもって採点しているので、その先生たちの感覚を教えてもらうのも記述対策になるでしょう。

入試現代文、特に記述問題は答えが一つしかないとは限りません。それゆえ、正解か不正解があいまいなどころか、その間の間違っているとは言えないが正解とも言えないという領域があり、解答は人によって異なります。よって記述問題を解き、自分で採点するとそれが正解かどうかわからず、さらに対策の仕方もまた難しいものでした。しかし、この文章を読んでいただいたらわかるように、重要なのは映像授業や参考書など他人の力も借りて、自分の答えをよく吟味することです。自分の答えを修正することで、きちんとした読解力と表現力が培われます。この2つの力があると、入試現代文では怖いものなしの状態になります。ぜひ、皆さんもしっかりとした対策を行って、入試現代文を得意科目の一つにしていきましょう。


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大学受験勉強法メディア編集部

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