- 大学受験対策
- 2015-12-24
赤本の分析と傾向把握【大学受験勉強法】
赤本は、試験直前の腕試しではありませんよ。大学受験勉強序盤で、試験の傾向把握をするための材料になります。ここでは、赤本の分析と傾向把握をする大学受験勉強法を紹介します。
過去問の傾向を知る!
赤本を分析して過去問の傾向を把握することは、大学受験勉強を進める上であなたにとって大きな力となります。あなたの志望大学の試験にはどんな問題が出るのか把握しましょう。志望大学合格に向けて、どんな勉強が必要か、どのくらいの勉強が必要か、メリハリをつけた効率のいい勉強法が見えてきます。
英語の傾向
・大問、設問の数
・問題ジャンル・・・文法語法、長文、英作、リスニング
・語彙レベル
制限時間内に、何問の問題を解く必要があるのかを把握しておくことは、実際の試験に臨む際に重要です。1問あたりどれくらいの時間をかけられるのか、時間がかかる長文問題にどれくらい時間を割けるのか、試験戦略を具体的に立てることができますね。
どの問題ジャンルが出題されるかも重要なポイントですね。文法語法、会話、正誤、整序問題、英作文が多く出題されるのに、その対策を直前までしてないと大変です。また、長文の長さがどの程度なのかによっても勉強法は変わってきます。1000語レベルの長文が出るのに、500語レベルの長文の勉強しかしていなければ太刀打ちできませんよ。
語彙レベルを図るのは難しいですが、語彙レベルによって使う単語帳のレベルも変わってきます。必要な語彙レベルを把握したいですね。
数学の傾向
・問題数
・問題レベル
・出題範囲
センター試験の数学のレベルであれば、過去問を回せば問題ありませんが、もっとレベルの高い問題が出題されるのであれば、その大学、学部の過去問に加え、同レベルの問題集にも手をつけておいた方がいいですね。
また、出題範囲も異なります。センター試験では、数1A、数2Bの範囲ですが、数3Cの範囲も含んで出題される大学、学部もあります。センター試験の範囲と同じだろうと油断せず、しっかりチェックして漏れのない勉強をしていきましょう!
国語の傾向
・現代文・・・文章の難易度
・古典・・・知識問題重視型か読解問題重視型か
現代文は、大学、学部によって文章の難易度が大きく異なるため、しっかりチェックしておかなければいけません。読んで理解出来るレベルの文章なら、問題演習に集中してください。もし、読んでも理解できない文章のレベルなら、語彙や背景知識の勉強からやっておく必要がありますね。
古典は、大きく知識問題重視型か読解問題重視型に分けられます。文法や単語問題が頻出の知識問題重視型であれば、単語の暗記と文法を仕上げることに集中です。しかし、本格的な読解問題が出題されるような読解問題重視型なら、なるべくたくさんの古文を読んで読解力をつけるための勉強をしておきましょう。
社会の傾向
・用語の頻出度
・大学、学部特有の問題
まず、解答に出てくる用語の頻出度を調べる。社会の分析はこれに尽きます。教科書あるいは用語集に、過去問で出てきた用語をチェックしていき、頻出レベルを調べていきます。そして、その頻出用語のうち教科書レベルの知識がどれくらいあるのか割り出すことによって、教科書暗記に徹するのか、教科書プラス問題集をやる必要があるのか、勉強の方針が見えてきますね。
また、大学、学部によって特有の問題が出題されることもあります。特に私立大学では、学部ごとに胃変わった問題が出題されることがありますよ。年号問題や地図問題、文化史、史料問題などありますから、志望大学ではどんな問題が出題されているかチェックしておくといいですよ。
このように、赤本の分析によって傾向を把握し、どんな勉強が必要なのか確かめておくべきなんです。ですから、赤本は、試験直前の腕試し程度に考えるのではなく、大学受験勉強初期に準備しておきましょう。
大学受験勉強法メディア編集部
具体的には、実際に効果があった勉強法や、受験生のためになる受験に関するお役立ち情報を発信していきます。
大学受験勉強は勉強法が命です。合格を勝ち取る受験生は、結果が出る勉強法で勉強しています。
どれだけいい予備校に通っても、いい参考書を使っても、時間ばかりかかって身に付かない勉強法でやっていては、いつまでたっても結果は出ません。
今すぐ正しい勉強法を身につけて、志望校合格を勝ち取りましょう!
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