- やる気
- 2016-2-17
思い込み力!【大学受験勉強のメンタル】
大学受験勉強をしていると誰でも不安になることはあります。ここでは、大学受験勉強のメンタルとして、思い込み力についてお話しします。
思い込み力!
試験が近づくにつれて不安になるのは、みんな同じです。しかし、「わからない問題が出てきたらどうしよう」「落ちたらどうしよう」などと考えていると、勉強に集中できないだけでなく、脳の働きまで鈍ってしまうのです。
事実、不安からくるストレスは、脳の前頭前野の神経回路にダメージを与えることが、脳科学の研究で確かめられています。前頭前野とは、思考や判断、記憶、感情のコントロールなどをつかさどる器官です。この前頭前野の働きが低下すると、本来の実力を発揮することができません。
試験では「平常心が大切」とはよく言ったもので、科学的見地からも証明されていることなのです。とは言っても、不安を取り払って試験に平常心で臨むというのは、なかなか難しいものです。
こんなときに活躍するのが、思い込みの力です。しかし、試験当日に「絶対受かる!」と自分自身に言い聞かせたところで、本当に思い込むことはできませんね。思い込みの力を発揮するためには、不安になってしまったときだけでなく、常日頃から呪文のように自分自身に言い聞かせる習慣をつけておくことが大切です。
思い込みの力の効果を実証している有名な例があります。「プラシーボ効果」という言葉を聞いたことがありませんか? プラシーボ効果とは、新薬の臨床試験で起こった現象で、新薬と偽薬を偽薬が混ざっていることを伝えずに患者に与えると、効くはずのない偽薬を与えられた患者まで効果が現れるというものです。つまり、「この薬には効果がある」と思い込んで飲むことによって、偽薬であっても脳が効くものと錯覚して効いてしまうのです。
もちろん、全く勉強をしていない人が「絶対受かる!」と思い込んだところで受かるはずはありませんが、大学受験勉強に取り組んできた受験生なら、「絶対受かる!」という思い込みを作ることで、普段の力あるいはそれ以上の力を発揮することができる可能性があるのです。同様に、数学が苦手な受験生が「数学が得意だ!」と常に自分自身に言い聞かせていると、潜在意識で得意と思い込んで苦手意識を取り去り、積極的に取り組めるようになって得意になっていきます。
この思い込みには、根拠がなくてもいいのです。そもそも、プラシーボ効果は効くはずのない偽薬が効くのですから。「絶対受かる!」と思い込むだけで本来の力かそれ以上の力を発揮できるのですから、やらない理由はないですね! もちろん、大学受験勉強をしっかりとやることが大前提ですよ!
大学受験勉強法メディア編集部
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