- 大学受験対策
- 2016-2-9
捨てるのも戦略!【大学受験勉強】
大学受験勉強の目標は、志望校への合格です。欲張って全ての分野を満遍なくやるより、志望校で重要視されているポイントを重点的に強化する方が点数につながります。ここでは、捨てる戦略について紹介します。
捨てる戦略!
受験生は、模試の偏差値に一喜一憂しがちです。模試の偏差値が高ければ、合格に近づいたと安心し、偏差値が低いと合格できないかもしれないと落胆します。たしかに、偏差値は、集団の平均値から自分がどの程度離れているかを示す数値ですから、集団のなかでの自分の学力レベルを知るものさしになります。
しかしながら、模試の偏差値が高かったからといって、必ずしも志望校に合格できるわけではありません。例えば、同じ志望校に対する偏差値が同じだった2人がいたとしましょう。しかし、Aさんは「英文読解が解けず、文法問題が解けた」、Bさんは「文法問題は解けず、英文読解が解けた」とします。これは、偏差値が同じでも、分野別の得点率が違っていますね。
そして、2人の志望校は、文法問題より、英文読解を重視する傾向にあるとします。ここで、分野別の得点率から考えるとBさんのほうが合格に近いと言えます。つまり、偏差値が同じだったとしても、たとえ偏差値が高く合格可能性の判定がBだったとしても、志望校で重視されている分野の得点率が低ければ、実際の試験で高得点を取ることが難しいのです。
ここで重要なのは、「志望校の傾向」、「志望校の得点率」、「頻出度の高い問題と低い問題」を知っているかどうか、これに沿った勉強をしているかどうかという点です。
このケースの場合、Aさんは文法問題の勉強をそこそこにしてでも、志望校が重視している英文読解の力を伸ばす努力をすべきだったのです。得点率が高い分野を捨てて(実際にはやるとしても基礎の勉強にとどめておき)、得点率が高い分野の勉強に力を入れることが大学受験勉強における戦略なのです。
大学受験勉強法メディア編集部
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大学受験勉強は勉強法が命です。合格を勝ち取る受験生は、結果が出る勉強法で勉強しています。
どれだけいい予備校に通っても、いい参考書を使っても、時間ばかりかかって身に付かない勉強法でやっていては、いつまでたっても結果は出ません。
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